2014年09月29日

ホグウッドまで …

 まずはじめに … 御嶽山の突然の噴火には驚きました。お昼どきで、しかも天気は快晴、絶好の行楽日和でしかも週末という、悪い条件が重なってしまいました … こんなこと書くとお叱りを受けそうだが、菊川の方の撮影されたあのものすごい動画、海外の報道機関でも転載されたりしてますが、「下山途中で」動画共有サイトに投稿されたものらしい。個人的にはそちらのほうにも驚いた。考えてみれば富士山頂からでもメール送信ができるみたいなので、すごい時代になったものだ。反面イスラム国のような酷い「使用法」もあり、言語道断ではあるが、いまほど人間がテクノロジーをどう使うべきか、を問われる時代は後にも先にもなかったのではないかって思います。

 今回の噴火は水蒸気爆発らしいが、気になるのはやはり富士山。富士山は少なくとも過去二千年ほど、山頂火口から噴火したことはなくて、1707年の宝永大噴火のような「側火口」からの噴火。それも噴火するたびにタイプが異なり、かつ場所もころころ変わっているので、はっきり言って予測など不可能だと思う。「備えよつねに」で対処するしかない、ということなのか。御嶽山も富士山も、側火口はほぼ北西−南東の断層ラインに沿って口を開けている、という点は頭に入れておいたほうがいいかもしれない。理由は、伊豆半島を乗っけてるフィリピン海プレートの沈み込む方向とおんなじ方向に圧がかかっているからです。

 ところで … クリストファー・ホグウッド氏の突然の訃報にはたまげた。ただただ、呆然としています( 今月24日逝去 )。享年 73。闘病でもされていたのでしょうか、ほんとうに驚いています。

 古楽好きとしてのホグウッド氏は、自身の設立した「エンシェント室内管弦楽団」指揮者というイメージもむろんつよいですが、個人的にはチェンバロ弾きという印象がまずもってあります … リンク先の説明では、あのレオンハルトにも師事していたらしい。レオンハルト、アラン、ブリュッヘン … 往年の名手、巨匠と呼ばれるにふさわしい名演奏家がつぎつぎと物故され、よもやホグウッド氏までとは思わなかった。大震災のあった年の暮れ、サントリーホールでのN響「第九」を振ったのは、そのホグウッド氏でした。「古楽の楽しみ」にも、鍵盤楽器奏者としてのホグウッド氏の音源が何回かかかったことがありました。また、ヘンデル作品の校訂譜を出版するなど、レオンハルト同様、「演奏もする音楽学者」でもありました。

 いまはただ合掌するのみ。今宵は、こちらのアルバムを聴きつつ、いま図書館から借りているシュペングラーの『西洋の没落』を読みながら過ごしたいと思う。ご冥福をお祈りします。

posted by Curragh at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | おくやみ
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