2008年03月08日

野平監督の「平均律」

 静岡音楽館AOIの芸術監督、野平一郎氏の野心的なコンサートが今月20日に開かれる、との記事を地元紙で見ました(→AOIサイトの告知ページ)。

 どこが野心的か、というと、なんとバッハの有名な「平均律クラヴィーア曲集」全2巻のうち20曲を、作品の曲想に応じてチェンバロ・オルガン・ピアノで弾き分けるという! あー行きたいなぁ、と思ったがむり。しかたないから、昨年暮れに先行リリースしたというCDを買おうかな。こちらはもちろん全曲収録で、ピアノで弾いた曲が半分、残りはチェンバロ25%、オルガン20%、それとなんと「コンピュータによる変形」を試みた曲が5%あるという! ますます興味を惹かれます。

 録音は昨年夏、ホームグラウンドのAOIで10日間ほどかけておこなわれたとのこと。「はじめに全曲をピアノで弾き、つぎにチェンバロに向いた曲、オルガンに向いた曲と録音した」。コンピュータによるアレンジについては、「作曲家として遊びがないとつまらない。原曲を変えないでちがう世界を引き出したいと考え」てのことだったとか。また野平氏はバッハのこの24すべての調で作曲された「平均律」をこうも評しています。「24すべての調で作曲しようと考えた人はバッハがはじめて。しかも二度も。これは宇宙を探求し尽くすようなもの。いろいろな線が絡みあっていく一瞬一瞬に豊かさがある。これほど過去、現在、未来を感じさせる音楽はない」。

 リサイタルでも20曲をそれぞれAOI所蔵のチェンバロ(2段手鍵盤のフレンチタイプのレプリカ、約1全音低いバロックピッチで調律)、AOIご自慢の仏ケルン社製オルガン、そしてピアノと弾き分けるというから、なんともぜいたくな演奏会。席代もそんなにお高くないですし。

 …さてバッハとまるで関係のない話題ではありますが、マジシャンの山上兄弟が英国ブラックプールではじめて開催されたジュニアマジシャン世界大会で「イリュージョン」と「ステージマジック」部門でみごと世界グランプリチャンピオンに選ばれた、という記事も見かけました。これはブラックプールのマジシャンクラブが定例国際総会を開く前日の呼び物のひとつとして開催されたコンペらしい。とにかくcongratulations! 

 …そしてあのサッチャー元首相がロンドンのセントトーマス病院に先週末、体調不良のために検査入院したらしい(→英国YahooサイトAFPBBサイト)。様態は安定しているようではありますが、こちらもやや気になるところ。

posted by Curragh at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽関連
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