2008年04月06日

アニメにも進出?!

1). 2週前の日曜、つまり今年のイースターサンデーのBBC Radio3のChoral EvensongThe Choir。前者はウィンチェスター大聖堂から、後者は番組後半でチチェスター大聖堂の少年聖歌隊員監督兼オルガニストを28年ものあいだ務めてきたアラン・サーロウ氏の引退記念のインタヴューが組まれていました。サーロウ氏は今年の復活祭礼拝をもって引退したらしい。赴任した当時、大聖堂のオルガンは最期に受けた修理(?)で電気式アクションが取り付けられたものの不具合連発で使い物にならなくなっていて、チャーチオルガンで代用していたらしい。オルガンを使えるようにするための改修費用捻出のために募金を募ったりもしたらしい。そのかいあっていまでは17世紀建造のパイプ列も残る歴史的な楽器が息をもどし、いまではランチタイムコンサートなどを開いたりして一般の聴衆に教会音楽をひろめる活動も積極的に行ってきたようです。サーロウ氏指揮による録音もいくつかかかりましたが、ここの聖歌隊もいかにも英国らしい端正な響きで好感がもてました。こんどどっかでアルバムを見かけたらなにか買おうかな。Choral Evensongのほうは、ウィンチェスター大聖堂聖歌隊でした。いきなりカン、カン、カンとなにやらドアを甲高くノックする音が聴こえてきて少々びっくり。なんでも復活祭の「夕べの祈り」礼拝開始を告げる伝統なのだとか。カンティクルでは、ここの大聖堂ゆかりのジョージ・ダイソンの作品が演奏されてました。

2). 音楽に携わっている、つまりプロの方のblogもよく巡回しているのですが、オルガン好きとしてはオルガン建造に携わる方の生の声、というのもなかなか貴重な情報源です。たとえばこちらのすばらしいblog。みなとみらいホールの「ルーシー」設置にも携わった方で、カプラーでつながった状態の手鍵盤とか、ふつうは目にすることがまずないひじょうにおもしろいお写真もいろいろ掲載されていて、興味は尽きません。で、今日も今日で見に行ったら、なんとこの春公開の劇場版「名探偵コナン」のサイトにも顔出ししている??? どうもこれ、コンサートホールが「事件」の舞台らしく、たとえばこちらのページにはコンサートホールにつきもののオルガンだのホワイエ(foyer, フランス語がそのまま英語化したもの)だの、あるいはゲネプロだの絶対音感だの音楽関連用語の解説まで用意してあります。で、かんじんの「顔出し」は、「調律師」をクリックすると出てきました。なるほど、この方でしたか。

 ストーリーをちょこっと見たら…はっきり言って支離滅裂もいいところではあるが、こういうかたちでクラシック音楽やオルガンという楽器を知ってもらえるのはいいことかしら、とも思いました。ついでにカザルスホールのオルガンはホールができてしばらく経ったあとで設置された「後付け」型で、ドイツのアーレント社製オルガン。自分がここのホールでヴィントスバッヒャ(Windsbacher Knabenchor)を聴いたときにはまだなかったorz。手持ちのCDに、ミラノの教会に設置されているアーレントオルガンを弾いた録音盤があるけれど、おそらくカザルスホールの楽器も似たような響きかと思う。ちょっと乾いた感じの、いかにも17世紀シュニットガーの時代の楽器を模倣したような音響の楽器です。

 そういえば、こんどの金曜にはNHK-FMで「N響定演」があるけれど、今年生誕100年を迎えるメシアン・プロ。前にも書いた「トゥランガリラ」と、「フーガの技法」のアルバムが売れたという、あのピエール・ロラン-エマール氏も登場! とあっては、聴き逃すわけにいかない。合唱関係ではもうすぐはじまる新番組も気になるところではある。なんでまた「N響アワー」とカブってしまうんかなー…さすがにふたついっぺんに、というのはムリです。ラッターの'For the beauty of the Earth'ですか。昔のAngel Voicesのアルバムとか思い出してしまった。

posted by Curragh at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽関連
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