2015年08月14日

ジョン・スコット先生急死 !! 

 いまさっき知った、衝撃の悲報。なんとあの名伯楽、ジョン・ギャヴィン・スコット 先生が今月 12 日に急逝していたことが判明 !!! ほんとうにショックだ。享年 59 歳、6月に誕生日を迎えたばかり。

 ここでも何回か書いたかもしれないけれど、日本で一時期、その筋では人気の高かった Boys Air Choir。この「聖歌隊のドリームチーム」に選ばれた名ソリストくんたちは、セントポール大聖堂聖歌隊の出身者が多かった。そのセントポールで 14 年間、聖歌隊員の音楽指導に当たり、2004 年からは転じて米国ニューヨークの名門セントトーマス教会聖歌隊の指導者として活躍。その一方でたとえばこちらの拙記事とかにも書いたように、名オルガニストとして大活躍されてました。

 セントトーマスのこちらの追悼記事と英語版 Wikipedia 記事によると、スコット先生は6週間の欧州大陸でのオルガンリサイタルツアーを終えて、8月 11 日、帰路に就いた。ところが翌朝、急に気分が悪くなったようで、急性心臓発作を起こしたらしい。すぐルーズヴェルト病院へと救急搬送されたものの、意識が回復することなく、現地時間 12 日に息を引き取ったという。今年の欧州は地域によっては熱波に見舞われたようなので( チェコとかかなり暑いらしい )、知らず知らずのうちにダメージを受けていたのかもしれません。さらに悲しいことには再婚した奥さんとのあいだの最初のお子さんが来月、誕生する予定 … なのだという。

 こちらとしてはただただ呆然とするばかり。前任のセントポールの先唱者( precenter )、マイケル・ハンペル惨事会員は 2012 年にドレスデン(!)で開かれたセントポール、セントトーマスの合同演奏会やセントポールでのオルガンリサイタルに触れて、「スコット氏との思い出はいつまでも光り輝き、色褪せることはない。今日はセントポールにとってたいへん悲しい日になってしまった」とお悔やみの言葉を述べています。

 スコット先生自身も、やはり英国アングリカンの伝統と言うべきか、自分が指導してきた聖歌隊員の子どもたちとおなじく聖歌隊出身者( ウェイクフィールド大聖堂、その後副オルガニストにもなってます )で、その後ジョージ・ゲスト時代のケンブリッジ大学セントジョンズカレッジ礼拝堂聖歌隊オルガン奨学生を経てセントポールとサザック大聖堂の副オルガニストになり、1990 年にセントポールの音楽監督に就任。やはり名オルガニストとして知られるジリアン・ウィーア女史にも師事していたようです。ちなみに知らなかったが Royal College of Organist というオルガニスト養成機関でも学んでいたようで、やはり公式サイト上で今回の悲報を伝えています。ちなみにチャールズ皇太子とダイアナ王妃のロイヤルウェディングのときのオルガン演奏も、スコット先生が担当してました。

 セントトーマスでの追悼式は木曜日に執り行われたようですが、正式な葬儀の日程はこれから発表されるみたいです。セントトーマスもそうですが、とりわけセントポールでスコット先生の薫陶を受けて育ったかつての少年聖歌隊員の受けたショックはいかばかりか。

 ジョン・スコット先生の御魂安かれと祈りつつ。合掌。

追記: 来日時に撮影したとおぼしき紹介記事がありましたので → JAZZ TOKYO 関連ページ。また、Pipedreams でも追悼番組を放送したようです。

posted by Curragh at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | おくやみ
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