2016年04月18日

いとちはやぶる …

 今年の春はいったいどうしてしまったのだろうか … まず天候がおかしい。この季節に雹が叩きつけるように降ってきておどろいた。とにかく天気が悪くて、平成に変わったばかりの3月4月ごろを思い出した( あのときも菜種梅雨で、気温も高かった )。そして、まだ東日本大震災の復興もままならないうちに、こんどは九州・熊本での一連の活断層活動による震度階5, 6, 7の大きな地震動がほぼ連日のように発生するという、地震学者でさえ今後どのように推移するかが「評価できない」、ようするに「わからない」と認めざるを得なくなるという経緯をたどっています[ 折悪しく南米エクアドル太平洋岸でも大地震が起きてしまって、あっちこっちたいへんなことになってしまっています ]。

 かつてさる風景写真家の先生が、諸外国の自然と日本の自然とを比べて、「日本の自然はやさしい」と評した人がいたけれど、そのやさしい顔した日本の自然もいざこのような事態になると、『古事記』や『古今和歌集』じゃないけど、まさに「ちはやぶる」、「荒ぶる神」という恐ろしい一面を見せつけ、われわれを翻弄する。

 被災された方にはかけることばも見つからないのだけれども、とにかく一刻も早い収束を願っています … とはいえここにきて腹立たしいのは、某週刊誌の新聞広告でして、たしか '90 年代後半にも、この週刊誌はわけのわからん記事を書いてました。そのとき静岡県民は市町役場から小冊子を渡されまして、そこには「一般論」として、「関東地震」と直下型の「小田原地震」の周期について書いてあり、記憶が正しければたしか「76 年プラスマイナス 〜 年と言われています」という書き方をしていたように思う。それをさも「切迫性を自治体みずから認めた」みたいに報じたデマ記事をでっちあげていた。

 阪神大震災以降、いわゆる「宏観現象」ものからいかにも素性の怪しいブラジルの予言者(?)だか占い師だかを登場させたりと、やたらと不安を煽る記事を掲載するのが好きのようです。いっとき福島第1原発から放出されたセシウム関連で放射能ものの記事も量産していたのもたしかこの週刊誌だったような。デマといえば富士山関連も多くて、たとえば真冬に地肌が露わになっていると、どこかの TV ワイドショーだかが「噴気」とくっつけて危ないんじゃないかって報じたりする。こういうのもなんとかならんかっていつも思う。ワタシはたまたま地学も好きで、その気もないのに伊豆半島ジオガイド検定なんてのも受けたりした一介のディレッタントながら、真冬の富士山の雪化粧のあるなしは噴火とか地熱とかぜんぜん関係ありません。前にも書いたことをもう一度書くと、富士山の積雪がもっとも多くなるのはちょうどいまごろです。春山の高山地帯ってどこも積雪がすごいでしょ。噴気は、そりゃ活火山だものすこしくらいは上がるでしょう。箱根山の大涌谷なんかいつもそうだし( でも昨年の騒動はすこしおどろいたが )。登山者の証言として、戦後間もないころの富士山は、登ると足の裏が熱くなったっていうのもあるくらいで、いまはその当時に比べれば冷えているらしい。冷えていると言っても油断は禁物で、5年前の 3 月 15 日夜、富士山南西山腹直下を震源とする最大震度6強のあの地震は、噴火するかもしれないぞとすごくピリピリしていたのを思い出す。そしてその富士山ですが、最近、こういうのができまして、ワタシも参考までにクリッピングしてあります( ちなみに富士山山頂火口が最後に噴火したのは約 2,200 年前と言われており、その後の貞観噴火や宝永噴火などを含めた一連の記録に残る噴火は、すべて「山体の割れ目火口」型による。割れ目の走向はほぼ南東−北西ラインで宝永の3つの火口もこのライン上に口を開けている )。

 また静岡県東部地域に住む者として気がかりなのは、ここもいつ動いてもおかしくない活断層帯に囲まれていることです … 有名なところでは 1930 年、工事中の丹那トンネルをずらした(!)「北伊豆地震[M 7.3 ]」を起こした「丹那断層[ 国指定天然記念物、いまは「北伊豆断層帯」って言うそうです ]」があるけど、個人的にもっとも警戒するのは富士川河口断層帯といわゆる「東海地震( 駿河湾トラフ )」の同時発生。あと活断層ではほかに「中央構造線」の突っ切る県西部の「青崩峠」というところもあります。山梨リニアのくそ長いトンネルってたしか … 構造線だったか「糸魚川−静岡構造線」だったか、たしか丹那トンネルよろしく突っ切るルートだったような気がしたけど … 。

 最後にすこしはお役に立てそうなリンクをここにも貼っておきます[ たまたま Ottava 聴いてたら、なんでも本日がレスピーギの誕生日だそうで、この人の管弦楽編曲した BWV. 659 のクリップも貼っておきます。バッハの美しい音楽で、すこしでも気持ちが和らぎますように ]。

1). 日本赤十字社「平成 28 年熊本地震災害義援金
注記:日赤宛て義援金は、「窓口」で振替の場合、手数料はかかりません。不肖ワタシが郵便局窓口でささやかながら払い込もうとしたところ、窓口のお姉さんに「手数料 103 円がかかります」なんてやられた。ムっとしたが、細かいのがなかったから千円札1枚よけいに渡したら、「手数料かからなかったので、これはお返しします」… こういう周知、きちんとしてくれませんかねぇ。航空便だって、こっちが「小形包装物で」と断らないと平然と高くつく通常航空郵便扱いにされちゃったりすることもあるし( ただし「小形包装物」は信書以外のもの限定、宛先国の税関に申告するための緑の紙に内容物と重量、価格、署名を記入する必要がある )。

2). 熊本地震速報】災害・募金寄付・ボランティア情報まとめ



posted by Curragh at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の雑感など
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