2019年12月22日

フィンランド発 MaaS サービスの衝撃

 先々月の地元紙で見かけて興味を惹かれ、クリッピングしておいた記事についてもうじきクリスマスで冬至だというのに書いてます。

 昨今は SaaS(=Software as a Service)だの、PaaS(=Platform as a Service)だの、「モノのインターネット」を表す IoT が急激に普及してからだしぬけに飛び交うようになった感があります。で、その記事が報じているのは、フィンランドで開発された MaaS アプリが日本上陸した、というもの。

 MaaS とは Mobility as a Service、「サービスとしての移動手段」のことでして、ようは ICT による交通手段利用の革命ってことらしい。なにが革命的かって言うと、この記事で紹介されているフィンランドのスタートアップの開発した「Whim」の場合、「スマホ1台で目的地までの最適ルート選択、および鉄道、バスなどの交通手段の支払いがまとめてできる」という! 

 ふだんから公共交通機関を使い倒しているおっさんですので、この手の MaaS とかいうサービスをはやく試してみたい、と思ったりします。もちろんどんなテクノロジーにも思わぬ落とし穴はあるから、最低限の現金はあいかわらず持ち歩かないといけないとは思うけど、あれほど嫌っていた「なんとかペイ」、よもや自分がその「なんとかペイ」のキャッシュバックに喜ぶようになるとは昨年のいまごろはツユほども思わなかった(でもこれはいたしかたないこと。こっちだって好きでデジタル決済で支払ってるんじゃないです。おなじようなご同輩は多数いるものと思われる)。

 ちなみにこのサービス、千葉県柏市で年内にも試行するとかで、思うに過疎地域でもあり、観光地でもある伊豆半島なんかまさにぴったりのような気がするんですけどね … 『ラブライブ! サンシャイン!!』効果で自分の住む街には全国どころか海外のお客さんもたくさん来てくれてますが、よく耳にするのが「PASMO 使えないの?」という声。もしこのフィンランド発のサービスがここでも利用できるようになったら、それだけでも「伊豆半島めぐりは楽しい! また来よう!!」ってことに、つまりアピールポイント、差別化につながるんじゃないかな。東海バスの乗り放題パスだけではダメで、タクシーも電車もぜんぶ入りではなければこれからはお客さんを呼べない時代になった、と言えるかもしれない。

 … 自動運転の EV バスとか試験運行するみたいで、それはそれでけっこうとは思うが、もっと利用者の立場に立ったこの手の MaaS の導入に本腰入れないとイカンと思われますがどうでしょうかね。ちなみにヘルシンキの公共交通機関利用者のうち、この会社のサービスを利用した人の利用率はそうでない人が 48 %だったのに対し、63%もいたそうです。目的地までの経路検索+交通機関のデジタル決済付き、とくれば、当然利用者は増えますよね。公共交通機関が元気になれば、地域社会にももっと活力が生まれるはずです。

タグ:MaaS
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