2024年01月31日

インプレゾンビ≠ノご用心

 新年早々、日本列島を大きく揺さぶった能登半島の大地震。輪島市側の日本海沿岸の海岸がいっきに4mも隆起するという、専門家でさえも目撃したことがないとんでもない地殻変動まで伴っていた(それで相対的に津波被害は低かったらしい。それでも甚大な被害を出していることに変わりないですが。風景写真好きにはつとに有名な「見附島」も変わり果てた姿になってしまった)。

 著名な You Tuber が被災地支援のための募金をみずから行い、世の人に協力を呼びかけるいっぽう、東日本大震災のときもあったと聞いてはいるが、今回もまた火事場泥棒が被災地をうろつき、「こわいから家に品物を取りに戻れない」との悲痛な声も聞かれた。

 しかし個人的には、2011年3月の震災と今回の震災の大きな違いは、SNS の機能にあったように思われた。2011 年のときは、「正確さよりも即時性」が比較的良い方向に発揮された印象がある。しかし今回は、発災直後、倒壊家屋から必死に SOS を発信する被災者の声をかき消すかのようにえんえんと連なった、インプレゾンビ≠ニ呼ばれる連中が忽然と出現した。ここが 2011 年のときと大きく違う。

 インプレゾンビ連中がなぜ急に現れだしたのかについては昨年、奇人で知られるこの人が、収益化と称して仕様を変更したことが大きいと言われている。仕様変更後、こうしたコピペ投稿がそれこそゾンビよろしくわらわらと湧き出した事実から見ても、この「投稿の収益化」と関連があるのは間違いない。

 と、嘆いてばかりいてもしようがないので、こうした連中(なぜかアラビア語圏が多いのは気のせい?)の見分け方を。彼らはたいてい、ユーザーネーム末尾に「青バッジ」がある。これは引用元記事にもあるように、月額有料制サブスクリプションサービスの X Premium に加入したことを示す青マーク。そしてよほど自意識過剰か、ご自身のご尊顔によほど自信がおありなのかは定かではないが、明らかに非日本人系のアイコンを麗々しく掲げているケースがほとんど。もっともワタシはここで xenophobia を喧伝しているわけじゃありませんぞ。彼らがこういう性根の腐ったやり口で火事場泥棒的荒稼ぎしているのが許せないだけ。だから自衛策、と言うにははなはだ心もとないけれども、しないよりはマシというわけで、とにかくこういう輩がいますよ、ということをこの場を借りて言いたかったわけです。

 具体的には、上記のようなリプライないしコメントを見かけたらクリックせず(クリックすると連中の懐が潤う)、ブロックするかミュートするか、またはめんどくさいけれども運営側に通報するとよいでしょう。そのうちボットじゃないけれども、半自動的に振り分けて排除するツールとかも配布されるのかもしれませんが。

 「浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ」なんて言わるように、テクノユートピアンたちの思い描いたようにことは運ばないのが人の世の中の常。1987 年というから消費税さえなかった昭和末期に出たこちらの本をせんだってネット古書店で買って読んでいたのですが(書名は知っていたけれども、未読だったので)、いやもう驚くほかなし。Windows もブロードバンド回線もなにもない、電話回線のモデムと、いまとは比べ物にならないほど非力で低容量なブラウン管タイプのデスクトップ PC しかなかったころ、「家にいながらにして銀行の端末に侵入し、ひとさまの預金を手を汚さずに強奪した」学生だの会社員だの米政府機関職員だの(そして経済マフィア)の武勇伝(?)がこれでもかッてくらいに書かれてありましたので。もっとも巻末に原注などのたぐいはなくて、「話、盛ってない?」と感じる箇所もなくなくはないですが、当時、米司法省や米議会で「コンピュータ犯罪」と呼ばれていた新手の犯罪の第一人者として助言していた人が書いた本なので、そうそうエエカゲンなことは書いてないことだけは保証できる(当時、高校生だった者からすれば、いまや懐かしの感ありの「東芝機械ココム違反事件」まで書かれてある)。

 …… インプレソンビたちも、こうした流れの延長線上にある。

posted by Curragh at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のニュースから
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