2006年12月09日

今年のBeaujolais Primeur

1). 今年の Beaujolais Nouveau(地元ではBeaujolais Primeur、「ボジョレの初物」と呼び、フランスのワイン法上はこちらが正式呼称)。いままでいろいろなネゴシアン/蔵元のボジョレ・ヌーヴォーを飲んできましたが、個人的にはやっぱりあの派手派手な花柄のラベルでおなじみのジョルジュ・デュブッフおじさんの醸した「初物」が一番だなあ、と思う。というわけで、今年もまたおじさんのヌーヴォーを買いました。

 いつも4,5本、「買いだめ」するので、ただでさえ財布が軽いと言うのに、この時期になると万札が飛んで困りますorzorz。ここ数年、円安ユーロ高のせいなのか、ちとお高いなぁ…(溜息)。

 某コンビニで出しているBeaujolais-Villages Nouveau のキュベ・スペシャルというのが好きで、しかたなくこの「さらに高い」新酒を買ってしまうのも万札が飛ぶ一因ですが、今年は日本での輸入総代理店であるサントリーのサイトに紹介されている、デュブッフ氏みずから厳選した古木ぞろいの畑から収穫した葡萄から醸したというとびきりお高い新酒(2,880円)を一本、買ってしまった。それと「ふつう」のヴィラージュ・ヌーヴォーも。ふつうのヴィラージュ・ヌーヴォーはまだ開けていないけれど、あとの三つ(ただのボジョレ、キュベ・スペシャル、セレクション・プリュス)を飲んだ率直な感想は…もっとも「濃い」ルビー色だったのがキュベ・スペシャルで、グラスから立ち上る香り(果実香と熟成香)もいちばん強かった。そのつぎがふつうのボジョレ・ヌーヴォー。もっとも色が薄かったのが意外やセレクション・プリュスで、香りも抜きんでて強烈! というわけではありませんでした。もっとも冷蔵庫で冷やしすぎているのも原因かもしれないけれど…まだ半分残っているので明日あたり、しばらく室温に放置してから飲んでみますか。

 ボジョレの新酒が世界的に有名になったのは第2次大戦後のこと…というか、ジョルジュ・デュブッフという天才的なネゴシアンで醸造家がいたからこそ。でもボジョレ地区の葡萄栽培の歴史はけっこう古くて、ボジョレワインに関する最古の記録はなんと1031年(!)と言います。ボジョレ、というとガメイ…のイメージが強いですが、少量ながら白(シャルドネとアリゴテ)も栽培しています。白のほうはどんな味なのかな? 

 ちなみに今週号の『週刊アスキー』の神足裕司氏の連載コラムになぜかデュブッフ氏と神足氏のツーショットが…そうか、今年も来日してたんですね、デュブッフ氏。

 ボジョレというと、10年ほど前に飲んだ、10のクリュ(村名)ワインのひとつシルーブルChiroubles A.O.C.が最高においしくて、スズランの香りというか薔薇の香りというか、とにかくその強烈な香りがいまだに忘れられない。このとき飲んだシルーブルもデュブッフ氏が醸したワインでした。それ以来、このおじさんの醸すボジョレが好きになり、花柄ラベルの新酒を買うようになりました。ボジョレはガメイという葡萄の個性がそうさせているのだと思うけれども、理屈ぬきで飲んで楽しくなる赤、というところが最大の魅力ですね。

 自分が買うのはせいぜい1,000円から2,000円くらいの安酒ばかりなんですが、このクラスでもけっこう「掘り出し物」が多いと思います。アテネ五輪のときはふだんあんまりお目にかからないエーゲ海もの赤なんか飲んだりしまして、見た目も味もけっこう濃いなぁ、と…でもけっこうおいしかったですね。またたまに「もらいもの」もありまして、ボルドーのグラーヴ(Graves, 白)なんて高級品をいただいたときは冗談ぬきで大喜びしてしまいました…そのときはじめてグラーヴの味を知りました。世界遺産にも指定されているサンテミリオン地区の赤は…まだ(注 : アル中ではありません。飲むのは週に一回ていど。でもこの時期はどうしても酒量が増えますねー)。で、新世界ワインとか、いろいろ飲んだけれども自分の体にいちばんあっているのはやっぱり軽いボジョレの赤、みたいです。

2). 先日のつづきになりますが、モスクワアカデミーの演奏会に行く前、時間つぶしに立ち寄ったのが日本橋の三越本店。お目当てはもちろんWurlitzer。で、正午からの演奏を聴いたのですが、いきなりバッハの――ほんとはバッハの真作ではないらしいが――「御身がともにあるならば BWV.508」が。つづいて「おお樅の木よ」、「赤鼻のトナカイ」、「聖夜」、最後が「もろびとこぞりて」。シネマオルガンだから最初から付属していたのでしょうけれども、「赤鼻の〜」と「聖夜」はタンバリンの鈴(?)みたいな打楽器の音も聴こえてきました…最下段の手鍵盤の両脇からなにやら光るものがあって、光っているときだけ打楽器が鳴り響いていました。どうやら最下段の手鍵盤と連動しているらしい。最後のはクリスマス時期定番中の定番ですが、後半、即興的にアレンジした部分をカデンツァふうに挿入していたのがおもしろくて、とてもよかった。演奏者紹介の立て札を見ると、この日の演奏者は高橋美智子さんという方でした。

 …オルガン演奏を聴くだけでなにも買わないのも…と思って三越のフロアガイドを繰ってみたら(こういう高級百貨店にはまるで縁のない人)、新館に山野楽器が入っているのを発見。さっそく行ってみたらちょうど折りよく(?)Liberaの新譜が試聴コーナーにありました。試聴コーナーにはほかに村治佳織さんと英国のヴォーカルアンサンブルThe Sixteenのコラボで話題になったアルバムも(村治さんはついこの前、静岡音楽館AOIでも声楽アンサンブルと組んで演奏会を開いたらしい。静岡ついでに脱線すれば先日5日のAOIでのオルガンコンサート。地元紙記事でも紹介してあったのはよかったけれども、「松居(直美)さんはドイツの国立フライブルク音楽大の国歌演奏家コース卒…」とあって、こけてしまった。最近この手の看過できない誤植が多すぎ)。で、三越で買い物したことには変わりないのでここでLiberaの新譜お買い上げ。おまけとしてポストカードが…これがまた特大サイズ。折り曲がらないようにカバンに入れるのにひと苦労。その後「スペースセントポール」でハードカバーの本を買ったので、本にぴったりとはさんで持ち帰り、いまは机の上でマクマナーズくんのカードと仲良く並んでいます。(追記。村治佳織さんと共演した声楽アンサンブルを「シャンティクリア」と誤記していました。お詫びして訂正させていだきます)

posted by Curragh at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | ワイン関連
この記事へのコメント
お久しぶりです(^O^)
いかがお過ごしですか?
こちらは定期テストも終わり少し一段落です…
Billyの曲も相変わらずずっと聞いてます。本当にうっとりしますね
Posted by june at 2006年12月12日 00:03
juneさん、こちらこそごぶさたしております。

先日ようやくビリーくんの新譜、聴きました…そのビリーくんですが、先日もらったメルマガに、クリスマスの曲をあらたに収録して、iTMSにてダウンロード販売しているそうです…iPodユーザー専用、ということかな(いまだiTMSさえ入れていなかった人…)。

ノロウィルスとか、いろいろ流行ってます。風邪などひかないようにしてくださいね。
Posted by Curragh at 2006年12月12日 04:57
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