2008年11月30日

たんなる流行?

 月曜からの「バロックの森」のテーマは「近年のバロック音楽演奏に見られる傾向」。なのでいわゆるバロックピッチの問題についても取り上げてくれるみたいで、楽しみです。バロック音楽の音高はいまの演奏会ピッチより半音低め、という「思いこみ」があったのですが、トップページで赤塚先生は「バロック音楽の演奏では今日の一般的なピッチよりも半音くらい低いピッチが用いられることが多いのですが、このことには強い歴史的根拠はありません」とはっきり断っている。きちんと調べないとなんとも言えないが、やはりこれは国ごと、地域ごとでそうとうバラつきがあったのではないかと察します。ゴットフリート・ジルバーマンのオルガンは材料費節約のためにわざと(?)半音高めのパイプに加工してあったみたいですし。だから当時この手のオルガンを弾いていた演奏者は、室内楽とあわせるときにはだいたい一全音低く移調しながら弾いていたらしい。Kenさんの記事では、北ドイツのオルガンも半音くらい高めに設定された楽器が多かったとか。またバッハが用いた調律法というのもおもしろそう。初期の平均律、「半音調律法」のことだろうか。バッハの指導のもとヒルデブラントが建造したオルガンには、「ミーントーン調律法」と「半音調律法」を統合したナイトハルト方式を採用していたらしい。それと、水曜の「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」というのは、いったいどんな楽器?! スティルス・ファンタスティクス編曲によるブクステフーデの「パッサカリア ニ短調(作品番号がないけれど、おそらくオルガン独奏用のパッサカリアでしょう)」とかも楽しみです。今週は、録音必須かな…。

 いまさっきまで聴いていた「サンデークラシックワイド」。今日はひさしぶりのリクエスト大会でして、しばらく電子ピアノ(もどき)で練習しながら聴いていたら、WSK団員ソロによるバッハのカンタータ第31番「天は笑い、地は喜ぶ BWV.31」から アリア「最期の時刻よ」がかかりました! たぶんこれ「ボーイソプラノ・バッハ」というアルバムに入っているものかと思いますが…ゲストのピアニスト仲道郁代さんが、「癒されますねー」とおっしゃってました。本日のリクエストのテーマは「リラックス・クラシック(しゃれ?)」なので、たしかにぴったりのリクエスト曲ですね。そのすぐあとにかかった仲道さん自身によるベートーヴェンの「悲愴ソナタ」第2楽章もよかったです。たしかにこの楽章、悲壮感のなかにも人を勇気づけてくれる名旋律ですよね。しかしこの曲をリクエストした11歳の男の子で、ひょっとしたらなにか楽器を習っているのかもしれないけれど、11歳にしてこの作品に癒されているというのは、かなり早熟なのかも。ヴィヴァルディの「冬」も大好きなので、これもよかった。最後の「歌劇 カヴァレリア・ルスティカーナ」から有名な「間奏曲」もあいかわらず美しい調べでいつ聴いても心が安らぎます。ということでもう11月も終わりですね…。今日は西風が冷たかったけれど、真っ白に雪化粧した富士がくっきりと見えました。

posted by Curragh at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | NHK-FM
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