2008年12月06日

サンタさん追跡の季節

 今日はサンタさんのモデル、聖ニコラオスの祝日。明日がミラノ司教聖アンブロシウス。飛んで12日がブレンダンやコルンバなど、アイルランド聖人を多く教育したクロナードの聖フィニアンの祝日になってます。12月はクリスマスだけでなく、最初の殉教者ステファノ(26日)に使徒ヨハネ(27日)、カンタベリー大聖堂内で殺されたトマス・ア・ベケット(29日)など、有名どころの祝日が並んでいます。そして、またNORADがサンタさんの追跡をはじめる季節でもあります(笑)。

 前置きはこれくらいにしまして…せんだって地元紙に「語異夢中」なる連載がはじまりまして、初回がオバマ次期米国大統領の決まり文句、'change'でした(仏語では語尾にrがくっついてchanger、シャンジェになる。もとはラテン語cambireからですが、『ランダムハウス』によるとどうもこれ究極的にはケルト語起源らしい。英語も仏語も形がさほど変わらないことからわかるように、アングロノルマン語経由で英語化した単語)。

 記事では『ランダムハウス』の語義説明も引き合いに出して、「原形をとどめないほど変えること」だとし、おなじ「変革」でも「改革」にあたるのはreformであると書かれてました。日本では住宅リフォームみたいな誤用がまかり通っていますが、本来はこういう使い方が正しい。家の改装は、renovation(動詞形 renovate)とかremake、建て替えはrebuildとかremodelになると思う。でも歯医者に行くのに100ドル札が飛ぶような国ながら、選挙人を選ぶという形でも、国の代表を選ぶ選挙に国民が参加できるというのはやはりうらやましくもある。変革ついでに、社会にcommitしてなんらかの「変化」をもたらす場合によく使われるのが'make a difference'というフレーズ。'You can make a difference.'と、人をはげます場合にも使えるので、この言い方も覚えておくと役に立つかもしれません(仏語 changerについて興味深いブログを見つけましたので紹介しておきます)。

 先週の「チャロ」、マルゲリータの科白に'See? That's what I'm talking about.'というのがありました。これを見て、昔、読んだコメディタッチの短編ミステリを思い出した。たしか'Are you telling me what I think you are telling me?'だったと思います。弁護士(じつは詐欺師)がさるダイナーに突然やってきて、店主に遺産相続話をもってきた。まんまと丸めこまれた店主、得意顔で雇われマネージャーの主人公にそのことをじらすような調子で話す。そのとき店主に聞きかえした科白です。見た目なんだかまどろっこしいような気もしますが、こういう言い方をするのが英語の発想法なんだとそのとき感じたものです。

posted by Curragh at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 語学関連
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