2009年01月02日

「途中でみてごらん」

 2009年の年頭はもうすこし本家サイトの更新を進めて…と考えていたけれども、あいにく鼻風邪で、薬のせいか頭までぼんやりして――もとからか? ――なかなかその気にもなれず、しかたないから『オバマ演説集』とか読んだりして過ごしてました。

 いまさっきまで聴いていた「新春スクリーン・クラシック」。古今東西の映画作品で効果的に使われたクラシック名曲・クラシック的な映画音楽の数々を気軽に聴いてもらいましょう、みたいな趣旨の番組でして、寝ながら聴くにはうってつけでした。で、しばらく聴いていたら、フランスで封切られたときには仏国民の7人にひとりがこれを見たという、「コーラス(Les Choristes)」のサントラから二曲、かかりました。うちひとつが、「途中でみてごらん」という曲。こちらはアカデミー賞にもノミネートされたらしい。そしてこの曲が、じつは昨年暮れに聴いた「パリ木」来日公演のアンコールとして彼らが歌ってくれた曲だとすぐ気づきました。そうかこれだったんですね。アカデミー賞にノミネートされたというのもアンコールで歌ってくれた理由なのかもしれませんね。映画のサントラからはもう一曲、「海への想い」もかかりました。こちらはなんと言っても美声の持ち主、モニエ少年のボーイソプラノソロがすばらしい。かつて「パリ木」公演で聴いた、レジスくんの歌声にも似ているなあと思った。

 それから「奇跡のシンフォニー」のサントラもかかりましたね。オープニングの「バッハ/パルティータ−ブレイク」。「昔むかし、パパとママは心に響く音楽に導かれた…」というハイモアくんのナレーションつき。また映画で使われたクラシック音楽として、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から「間奏曲」(オルガンがよく響いていた)、ドボルジャークの「母の教えてくれた歌」、それと、バッハの「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帖」から有名なアリア「御身がそばにあるならば BWV.508」もかかりました。これは「戦場のアリア」という第一次大戦時の実話にもとづいた作品で使われていたらしい。このアリアじたいはバッハの真作ではなくて、他人の作品(通奏低音のみバッハ?)。でもこのアリア、けっこう好きです。ボーイソプラノでも歌われたりします。そしてショパンの有名な「別れの曲」。あのタイトル、じつは1935年ごろに航海された仏独合作映画の邦題から定着したものだということははじめて知った。たしかにあの作品はほんとうは「12の練習曲 作品10-3 ホ長調」だけれども、「別れの曲」という曲名は映画から来ていたのか。

 明晩放映の「NHKナゴヤ・ニューイヤーコンサート」、今年はどんなオルガン曲が演奏されるのかな? メンデルスゾーンの作品…かもしれませんな(ハイドン没後・メンデルスゾーン生誕200年)。ハイドンとくると、元日恒例「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」。今年はバレンボイムの指揮でしたが、やっぱりあの「告別」という名で知られる「交響曲 第45番 第4楽章」がおもしろかった。

posted by Curragh at 23:06| Comment(2) | TrackBack(0) | NHK-FM
この記事へのコメント
謹賀新年

旧年中はいろいろとご教示下さり、また素敵なバッハの演奏まで頂いて大変有難うございました(新録音になっていたのには気付きませんでした^^;)。小生は門外漢ですが岩波のナグ・ハマディ文書などもう一度開いてみますと頗る面白いですね。Curragh様の御研究の益々のご発展を祈念しております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
Posted by cepha at 2009年01月03日 12:18
cephaさま

この時期にきて水道管破裂とはさぞたいへんだったろうとお察しします。

こちらこそよろしくお願いします。

研究…などというたいそうなものではないので、お恥ずかしいかぎりです。これまでどおり「下手の横好き」でせいぜいがんばってみます。m(_ _)m
Posted by Curragh at 2009年01月03日 17:30
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