2009年01月12日

チャロの英語力テスト

 きのうの「特集 リトル・チャロ ケータイで試そうあなたの英語力」。Beaujolais-Villages Nouveau最後のボトルを開けて飲みつつ、参戦(笑)。もっとも本人は大まじめ。とはいえ携帯ない人なので、手書きのメモ取りながらですけど。Googleスマートフォン、国内仕様版が出たらいよいよ買うかな(笑)!

 過去問見ていただければ早いんですが、意外とこれあなどれませんよ。全問正解パーフェクトな方って…すごいと思いますよ。胸張っていい。で、今回の結果は…3問、まちがえた(苦笑)。最初の「穴埋め」で、「it takes 人」構文を選ばなかったこと('It takes one to know one.'という言い回しを思い出せばよかった…)、「発音」でcloudとcrowdにしてやられたこと、最後のトモコの科白をきちんと聞き取っていなかったこと、の三つを落としたのでその分減点…orz とはいえ最初の配点を書き漏らしたので、どのていどの減点かは不明。最上位のSランクはむりとしても、次点のAランクには入っているかな? 

 昔、「バイリンギャル」という意味不明な用語が流行ったことがありましたが、帰国子女だからといってすべて知っているわけじゃありません。イディオムなんか、そうと知らないかぎりanybody's guess(これもイディオム)で答えなくてはならないし。でもさすが静岡出身の森さん、発音とか聞き取りは満点ですね。これはやっぱり耳を鍛えるしかない。だから、『英語耳』っていう教材は興味があります(笑)。あるけれど、たとえばこの前地元紙投書欄で見かけたような、「10年以上も教わってしゃべれないのは日本式学校英語教育のせいだ」みたいな論調はいただけない。だいいち単元の絶対時間数が少なすぎる。またあまりに会話偏重すぎる。学校の先生を頼りにしすぎる(苦笑)。文法事項軽視の会話に偏った教え方では、たとえば'He has something to tell you.'はわかっても、'There is something he has to tell you.'になるととたんに躓いたりする。また'Would you like to have some tea?'と流暢に言えても、なんで仮定法を使うかということに考えがおよばない。英語を読んだり書いたりする力もバランスよく身につけさせるのが理想的だと思う。なんだかんだ言っても、Webの世界はいまだに英語中心ですし。では日本人教師のかわりに日本語がまったくしゃべれないネイティヴスピーカー教師に任せれば、子どもたちはみんなひとりで海外旅行できるくらいの英語力が身につくのか、と問われれば、こたえはおそらくNO。そんなにことが単純なら世話ないですよ。誤解を恐れずに言えば、新渡戸稲造のような英語使いの達人を輩出したような明治時代の、ほとんどスパルタ式みたいな教授法のほうがまだましかと感じます。

 オバマさんの演説集を読んだ方のブログとか拝見しますと、「シンプルでわかりやすい英語でしゃべっている/書かれている」から感心した、みたいな意見が多く見受けられました。米国ではすでに何年も前から「大統領の使う英語」というのは、「簡潔な英語(Plain English)」と呼ばれ、いまでは公文書のほとんど、NewsweekU.S.News & World Reportなどの雑誌記事もこのような発想の英語で書かれている。移民の国ならではという事情もありますが、いわゆる「お役所ことば」、やたらまわりくどくてわかりにくい表現、難解な専門用語をふりかざす言い方はやめて、だれもがひとしく理解できるという意味での「英語の標準化」を目指そう、ということで、そのルールにのっとった英語をしゃべったり、書いたりしなくてはいけない…ようです。なので大統領英語にかぎって言えば、平易な英語表現というのはなにもオバマさんだけの専売特許ではなくて、もうすぐ任期切れのいまの大統領だってそうです。ちょっと気になったので一筆しておきました(→参考:SECのPlain Englishハンドブック紹介ページ)。

 「チャロテスト」にもどりまして…「勘違い英語」設問で、'make it happen'と'let it happen'のちがいが説明されていました。使役動詞で強制的なニュアンスが強いのはmake。getとhaveは、頼んで、または自発的になにかをやってもらうという感じ。letは「そうなるのを許す、認める」という感じ。だから、「故意にやったことではなくて、結果的にそうなっちゃった」ということを説明する場合はかならず'let it happen'になる。

 また脱線してしまいますが先日、地元紙に「オバマは英語がうまい 次は英米人教諭の採用義務化ですか」なる論説が掲載された。2013年度からの高校学習指導要領で決められた方針、「英語の授業は英語で」にかんして地元紙主筆が持論を述べたものなんですが、そのマクラが…ちょっとこっけいというかおかしい。なんでも著名な学者や評論家先生の懇談会で現首相の英語力が話題になって、ひとりの出席者が「彼はカリフォルニアの西海岸英語だから品がない」なんて発言していた…らしい。自分はVoAにいたときから、ロスアンジェルス在住のもと合唱団指導者の方とたまさかやりとりしているけれど、そんな失礼なこと言ったら怒られますよ。というか論説のテーマといったいどういう関係があるのか、このマクラは…としばし考えていたりして(苦笑)。ただし、「英語をしゃべる、外国語を使って意思を伝えるという能力と読解や作文という能力とは別ものだ」という理屈ははなはだおかしい。訊いてみればいい、「わたしは話すことはできるが文章は一筆も書けません」なんて人がいるだろうか? 冗談じゃない。こういうことを平然と書かれては困る。さらには「…しゃべれる、話せる、語り合えるようになるまでには訓練が要る。時間も要る」なんてことまで書いてあります。では訊くが英語で書かれたペーパーバックを読んだり、あるいはまともな英文が書けるようになるのは「訓練もいらず、時間もかからない」ほどかんたんなんですか? こっちのほうがはるかにむつかしいですよ。なに言ってんだこの人、という感じ。

 以上、しがない門外漢の備忘録。最後にちょっと頭の体操をして終わることにします。

1). Quite a few people wanted to hear what she had to say.
↑で書いたことの応用。'have to'に注意。たんに隣り合っているだけです。

2). 「ポチ」に当たる、英語圏でわりとよくある飼い犬の呼び名は? 

3). 「あともうちょいだ」を英語で言うと? 
ヒント:たとえば、計量カップに100ccの水を注いでいるとき、あともう一息でぴったり100cc、というような場合。almostを使います。

4). the small hoursは「午前零時から朝4時ごろ」にかけて、では午前零時前の数時間は――'the ○○○○ hours'。 
ヒント:「柱時計」の打つ回数を思い起こせば…。

posted by Curragh at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 語学関連
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