2009年04月19日

丸木舟に波力発電に…

1). せんだってこんな記事が地元紙に掲載されていました。関野氏の「グレートジャーニー」シリーズなんですが、こんどはインドネシア・スラウェシ島から島伝いに(stepping stone)黒潮とともに北上、沖縄をめざす2000海里の航海に船出したそうです。最近この手のニュースを聞かないものですから、なんかちょっとわくわくしています。かんじんの丸木舟って、具体的にはどんなものなんだろうか。見たかぎりなにかのレプリカ船というわけではないみたいですが、関本氏によると「縄文時代のモノ作りのコンセプトで、自然から素材を採って舟を造った」という。スラウェシ島と聞いて、すぐ思い出すのが1996年夏、ティム・セヴェリンによる植物学者アルフレッド・ウォレスの足跡をたどる航海(The Spice Islands Voyage)。奇しくも今年はライヴァル(?)のダーウィンが『種の起源』を発表して150年、発表した本人の生誕200年(ということは50のときに書いたのね)という記念イヤーにあたっています。でもセヴェリンの本読んだから言うわけじゃないけど、やっぱり最初にそれを言い出したのはウォレスでしょう。1857年のリンネ学会で最初の論文発表があったとき、ダーウィンだけでなくウォレスの論文も補強材料として共同発表されたし、いっときダーウィンとは「自然選択」について、やりとりを交わしていたという。でもけっきょくウォレスという人は一介の在野の植物学者にすぎず、世俗的な成功というものにはまるで頓着しない人だったらしい。なのでダーウィン説の熱心な「支持者」にまわったために、「自然選択説」=ダーウィンひとりの業績みたいに思われているふしがある。セヴェリンの本をひさしぶりにパラパラ繰ってみたので、またいつかウォレスについて、備忘録ていどに書くかもしれない(書かないかも、笑)。

2). そして海、ということではいまさっき見た「NHK海外ネットワーク」。欧米における「波力・潮力発電」の開発競争の話には正直、驚きました。昨年の原油高騰がきっかけで、波力発電に注目が集まったんだそうです。マッキベンの本にも書いてあったとおり、この先の原油産出量は減少に転じることが確実視されてもいるし、たしかにいまがチャンスかも。とくに米国の熱心さにはびっくりした。政権が変わっただけでこうも豹変するもんかねぇ…とはいえもともと潮力・波力発電というものの実用化研究にかけては、ほかならぬ日本がもっとも古くて、30年くらい前にはすでに潮力発電というものに取り組んでいる。でも台風とか自然災害の懸念もあってか、その後この分野での発電研究は足踏み状態。でもたとえば番組で紹介された、英国エディンバラの会社が開発したような巨大なヘビのごとく波間をくねくね漂うタイプの発電装置だったら、台風が来てもそんなに被害は深刻にはならないんじゃないかしら。とにかくあれはひじょうにユニークで、きわめて実用的な発電方式で目を見張った。この英国製ウミヘビ型(?)波力発電装置、ポルトガルの海上にてせっせと発電中。ポルトガルの全電力のなんと40%をこれでまかなっているというからさらに驚き!! 近い将来はこれを60%にまで引き上げる計画なんだとか。この発電装置は巨大なゴムチューブみたいのがただ浮かんでいるだけだから、海底を掘り返してサンゴ礁とかを破壊することもなくて、環境にもやさしい。日本はこの分野ではパイオニアなんだし、こういうときこそ政府が先頭に立って新規開発を促進したほうがいいと思うんですがね。このままだと太陽光発電のみならず、波力発電まで外国産を買わされることにもなりかねないと思う。なんといっても日本はぐるりを海に囲まれている島国、海を活かさない手はない。そして開発者のひとりが言うには、発電コストも太陽光よりはるかに安上がりらしい。初期投資でせいぜい10%増しだそうだから、じゅうぶんもとは取れるというわけ。「再生可能エネルギー発電」ということでは、地熱発電にももっと本腰をいれる必要があるようにも感じます。

 …ここでいつものごとく余談。毎日配信されるTimes紙のニューズレターに掲載されている'On this day'なんか見ますと、4月って、けっこういろいろな事件・事故が起きています。1968年4月4日はキング牧師が暗殺された日。1973年4月8日には、パブロ・ピカソが91歳で大往生を遂げています。1970年4月13日には、アポロ13号機械船の酸素タンクが爆発する大事故が発生。1912年4月15日にはあのタイタニック号がニューファウンドランド沖で氷山と衝突・沈没していますし、1906年4月18日には、サンフランシスコ大地震が発生。つづいて発生した大火で3000人以上が亡くなり、またこのとき写真による被害記録もたくさん残されたりした。

 脱線ついでに、数年前にメモした事項でも再利用してみますか。

 4/4 ピアノ調律の日、オカマの日
 4/5 清明、ヘアカットの日
 4/6 白の日、北極の日
 4/7 鉄腕アトム誕生日
 4/8 花祭り、参考書の日
 4/9 大仏の日
 4/10 建具の日
 4/11 ガッツポーズの日
 4/12 世界宇宙飛行の日


…むむむなんですか、4日の「オカマの日」というのは…?? 
11日の「ガッツポーズの日」というのもなんだかよくわからん(笑)。

posted by Curragh at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のニュースから
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