2007年01月03日

もう脆弱性 orz

1). 12月26日は「使徒言行録」で石を投げつけられ殉教したステファノを記念する祝日。だからというわけではないけれど、イラン大地震やスマトラ沖巨大地震など、大きな地震がなぜかこの日に発生しています…2005年はなかったけれど、2006年、こんどは台湾南部沖でM 6.7の強い地震が。この地震のせいで海底に敷設してある光ファイバーケーブルが損傷して銀行のATMや国際電話、インターネット回線も軒並み深刻な通信障害に陥ってしまい、完全復旧にはまだなお時間がかかりそうですが、海底ケーブル損傷を報じる地元紙紙面に掲載された、日本近海に敷設された海底ケーブルの図を見てびっくり。東海道沖、日本海溝手前あたりまでまさにケーブルだらけ、さながらケーブル銀座のような感じでした。日本近海の太平洋の海底にこんなに張り巡らされているとは正直思ってもみませんでした。台湾の場合、軍事的緊張のつづく台湾海峡を避けた結果、反対側に集中することになり、そこを地震に直撃されたかっこうになったようです。

 NYTimesの記事によると、いまでこそこれだけ大量のデータ通信用回線が張り巡らされている日本近海ですが、ほんの10年前までアジア-米国間の太平洋横断海底ケーブルはたったの5本、それもすべて日本を経由していたらしい。台湾に負けずに地震大国の日本でも、まったくおんなじようなことが起きかねなかった――いや日本だったら世界規模の通信障害を引き起こしていたでしょう。

 かといって衛星回線…はあまりにも「細くて」、数年前にくらべて格段に大量のデータが日常的にやりとりされているいまの現状ではとてもじゃないけれど代役はつとまらないようで…海底ケーブル敷設には莫大な費用がかかり、各国の大手事業者が費用負担を折半してまで海底ケーブル網を維持・拡張しているようですが、通信衛星を打ち上げる費用にくらべればこちらのほうがまだまし。というわけでインターネットなど、いまや日常生活の一部ともいえるネットワーク回線は今後も海底ケーブルに依存しつづけるしかないらしい。

2). 昨年11月、企業向けに出荷がはじまったWindows Vista。さっそくこんな報道が(元記事はNYTimes紙、2006年12月25日付)。なんですか、もうセキュリティホールですか…。しかも昨年暮れにFirefox2.0と競うように正式版がリリースされたIE7にも「深刻な」欠陥つきというおまけまで。これを発見したのがロシア人のプログラマーらしくて…米国のセキュリティソフトウェアヴェンダーも同様の欠陥を見つけてMicrosoft社に報告したらしい…当のM社のセキュリティ部門運用責任者が言うには「Vistaに影響をおよぼす脆弱性であるとは認識しているけれども、VistaはこれまでリリースしてきたWindowsでもっとも信頼性の高い、安全なプラットフォームだと確信している」…??? こういうのをoxymoronと申します。たしかにXPにくらべれば、いろいろ防衛策を講じているらしいので、システムをあっさり乗っ取られる危険はいくらかでも少ない…という話は聞いてはいます。でも企業向け版リリース直後でこのありさまなので、今月末に個人向けパッケージが出荷され、新型PCに搭載されはじめたらどうなるか…「隠れていた」欠陥がそれこそタケノコのごとくつぎつぎと出てくるのは――いままでの経験からしても――明らか。セキュリティ意識の薄いユーザー、たとえば幼い子どもがそのようなマシンでどんどんインターネットに接続したりすれば、企業向け版以上にリスクはいちだんと高くなるでしょう。LinuxにしてもMac OSXにしても100%セキュアなOSなんてありえないことは承知しているつもりでも、Windowsにかぎって言えば毎度おんなじことの繰り返し、そのために泣かされるユーザーも多いわけで、これはもうOSじたいが欠陥商品ではないか、という気さえしてきます。正直もううんざり。ちなみにVista、最上位版のUltimateとかいうのがなんと約5万というから、開いた口がふさがらない。そういう商売が通用する時代はもう終わったと思うが…。じっさい、PCショップ店頭でVistaのデモ機を触ってみても、開発に5年かけた割には…というのが正直な感想でした。

 現行のXPについても、いくら最新のService Pack(SP2)を当てたところで、毎月のようにあらたなパッチを当てるよう警告されるしキリがない。SP1→SP2に変更するだけでもかなりのリスクが伴うし(それにやたらと時間もかかるわで)。

 …あるときWindowsディレクトリ内を眺めていて、ふと、このやたらとある'$NtUninstall...$'という隠しフォルダはいったいなんなんだろ…と思って調べてみたら(こういう点はWebのありがたみを感じる)、すべてこれWindows Update サイトから落として当てたパッチのアンインストール用のフォルダだった。つまりWindows Updateをしつづけるかぎり、この隠しフォルダもえんえんと生成されつづける…最近の内蔵HDDがいくら大容量だからって、チリも積もれば…ちなみに自分の環境では、これだけでなんと900MB以上もありました。orz orz

 …そろそろMacとか、OSも乗り換え時期かしら?

posted by Curragh at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | OS/PC関連
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