今月25日付のNYTimes電子版。同紙IT技術関連コラムニスト、デイヴィッド・ポーグ氏の書いた記事を読んで、悟りの遅いなまくらな頭の持ち主はいまごろになってあることに気づいたのでした。
ひょっとしたら今年、コンシューマ向けコンピュータOS分野でAppleがMicrosoftの牙城をあっさり切り崩すのではないか、と。
理由はなんといってもAppleがそれまで採用してきたMPUをIBMからIntel製品へ切り換えたことです。圧倒的シェアを誇るIntel製チップを使用するということは、理屈の上ではWindows互換マシンとしても使えるということ――極端な話、Intel製品対応版Macを買えば、追ってWindowsOSも動作させることだってできる、ということです。うまくすればMacとWindowsのデュアルブート環境だって夢ではありません。(ただしデバイスドライバがらみの問題があるのでそのへんが解決されれば、の話。そうかんたんにはいかないかも)。
Microsoftは次期ヴァージョンWindowsであるVistaの開発にえらく手間取っているみたいですが、このままではいままでどおりには「消費者囲い込み」とはいきますまい。Office製品でも近年、オープンソース陣営のOpenOffice.Orgが着実に追い上げていますし(自分も使ってます)、OS分野でも、格安のLinux系OSに押され気味のMicrosoft。
…もしMacマシンでWindows環境も両立できるようなら、はじめからMacマシンを買ったほうが得に決まっているので、「AppleがMPUをIntel製品に切り換えた」という「事件」は、PC業界全体のtrendじたいを大きく変えそうです。
↑で書いたことについて。こちらのページの記事にもありました。Mac系の雑誌とか見ましたが、やっぱりみんなおんなじことを考えているのか、けっこう話題になってるようですね。
Virtual PCも便利だとは思いますが、ブートローダからOSじたいを自由に切り替えることができれば…と思うのは高望みのしすぎ?
2006年01月28日
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