2010年08月08日

プラスティキにモーツァルトにタメ口をきくチャロ(笑)

1). 12,500本もの空きペットボトルを船体に利用した双胴船・プラスティキ号。先月26日、8,300海里(15,371km)の長い長い浪路を越えて、ぶじオーストラリアのシドニー港に到着したというニュース。NHKでも報道したらしいけれども、あいにく映像は見ていない。国内メディアはなぜかこの手の実験航海ものにはあんまり関心がないようで、たいして取り上げていなかったのではないかと思う。今回の航海、「プラスチックごみ」問題に世間の耳目をひこうという目的もあったわけですが、NG協会のニュースページに書いてあるとおり、とにかく前例のない斬新な設計の艇だっただけに、こんなんでほんとうに太平洋を横断できるのかといぶかる声がけっこうあがっていたという。たしかに。帆走性能はまったくの未知数。ある意味、「プラスティキ号」の帆走能力は復元カラフの「ブレンダン号」と似ているかもしれない。でもまあ結果オーライというか、太平洋のごみ問題調査という大役を果たして目的地に着いたわけだから、まずはcongratulations! と言ってあげたいですね。航海すること128日。これは文字どおり命がけの大航海です。

 リーダーのロスチャイルド氏ってやっぱりあの大富豪の一族のひとりらしいけれども、自身はプロの冒険家で、いっさいの営利活動には関わっていないらしい。ちなみにNYTimesによると、スキッパーは女性で、あとはヘイエルダールの孫をはじめ、クルーは男性のみの構成らしい(→AFPBBの記事)。航海中もっとも危険だったのは目的地に着く直前に突然の嵐に遭ったときで、風速20m、10m近い大波にもまれて、マストが折れるのではとクルーは気が気でなかったそうです。このプラスティキ号の航海記録とか出版されたら、買ってみようかな。森林資源保護のためKindle版やiBooks版のみです、なんてのは少々困るが…。



2). …そういえばこんなニュースもありました。モーツァルトが弾いたかもしれないというフォルテピアノ!! …記事に書いてあるとおりならば、1775年にモーツァルトがストラスブール滞在時に作曲したピアノ作品は、このバーデンバーデンのピアノ製作家の手になる楽器の音色と響きが念頭にあったことになる。今後の動きが気になるところ。

3). いま、「プログレ三昧」を聴きながら書いてます…King Crimsonの'Islands'ってなんかいい感じ。プログレとくるとYesとかPink FloydとかELPならすこしくらいは…というていどでけっこう新鮮。でもなぜか懐かしい。70年代はけっこうこの手の音楽がまだ聴かれていたような気がする。今年はクソ暑いし、たまにはこういう音楽を聴くと気分が発散できていい! なんかスカっとする(とくに根拠なし)。ちなみに'21st Century Schizoid Man'というのは、phrenia(精神) + schizo(分裂した)で、schizophreniaのこと。いまは「統合失調症」と言うらしい。いまどき「スキゾ人間」なんて書いたらダメかな(なぜかヤナーチェクの「シンフォニエッタ」なんてかかっているけど。『1Q84』つながりらしい)。もっともプログレってけっこうクラシックの要素がさりげなく挿入されていたりする。で、今回、ぜんぶ聴いていたわけではないけれども、聴くたびになんかオルガン系サウンドが多いような気が…。ゴシック的おどろおどろしさを出そうという感じなのか、それとも教会音楽的な荘厳さを出そうとしているのか(? 、いま'I heard the voice of Jesus say'のメロディーが流れてきた)。

 …で、先週のチャロ。個人的にお気に入りなJohnny the Info Guyの登場(→8月6日分のストリーミング)! 一見、かるーいノリの人に見えるけれども、ちゃんと大人の配慮をしているところがまたいい。'Call me anything you want.'なんか決まってるね。こういうのを見ると、つい'... And words don't hurt me!'とかってやりたくなる…(これは子どもの口ゲンカの決まり文句、'Sticks and stones can break my bones but words[names] can never hurt me.'の変形。「棒っ切れや石じゃあるまいし、なんと言われようがへっちゃらさ」)。

 アタマにきたチャロの返事がまたふるってます。'Fine! I'll go find him myself. Thanks for nothing!' 「もういい! 自分で探すから。この役立たず!」。かなーりキツい言い方。言われたほうだってカチンとくる(はず)。冒頭の'Fine!' というのは日本語の「けっこう」と似ている。「もうけっこうだ!」が英語では'Fine!'になるというわけです。同時に「けっこう」もfineも、ほんらいのというか、いい意味の「けっこう」でも使われる。自分はこの怒り表現のfine用法については、I am Samという泣ける映画ではじめて覚えた。正確には思い出せないが、たしか主人公サムが仲間に向かってチェスだかなにかの会にどうしても出られないと言ったら、仲間は怒って席を立ち、'Fine!'と捨て台詞を残して立ち去った、という場面でした。まさにこのチャロの吐いた'Fine!' そのもの。というか最近のチャロって、なんだかタメ口をきくことが多いような気が…するのは気のせい? 

posted by Curragh at 23:42| Comment(3) | TrackBack(0) | 最近のニュースから
この記事へのコメント
Currughさんがプログレについて記事を書いてくださるなんて、うれしいじゃありませんか!

しかもCrimsonのIslandが良いなんてのっけから。。。!うふふ。クリムゾンのアルバムの中で、あれだけBozというヴォーカリストを起用したのですが、独特のウエットで官能的な?!声ですごい世界でした。Bozのことは、Robert Frippは嫌っていたというか、バカにしてたらしいですが・・・

でもやっぱり、CrimsonのボーカリストとしてはGreg LakeとJohn Wetttonが好きでした。私、とりわけJohnに心酔していまして、UKで来日したとき、東京で新幹線のなかまでおっかけやりましたもの(笑)彼のお母様にはイギリスでお会いしました(爆)

ヤナーチェクのシンフォニエッタですが・・ご存じと思いますがELPのファーストのBarbarianという曲がこれをアレンジしたものですよね。

オルガン系サウンドが多い。おっしゃる通りです。Currughさんをうならせるような荘厳で技術的にもきわめて高度なオルガンが聴けるアルバムがいっぱいありますよ!(やっぱりKeith Emersonが一番だと私は思っていますが)

話はそれますが、明日は(おっともう今日)いよいよ、Elliot Minorのライブです。Edくんの勇姿をこの目で見て、お声を生で堪能してまいります(Currghさんもお誘いすればよかったかしら?!)。10月はKeithとGregのコンサートですよー

Posted by Keiko at 2010年08月09日 00:35
代官山に来るのですか? ということは、聖歌隊員時代を自分が見て/聴いて、いまの歌声をKeikoさんが聴くというわけですね? …世の中、せまいもんだ(笑)。

思うんですが、英国のこの手のグループって、あんがい聖歌隊出身者がいたりするんですよね…「ハリー・ポッター」でハリーのライヴァル役だったとかいう子もそうでしたし。彼らの音楽の素養の高さというのは、おそらくそういう経歴と無関係ではないと思います。

そうそう、ヤナーチェクについては、そうです、ELP版と原曲とをつづけてかけてました。補足感謝。オルガン系はけっこう気に入ったので、エマーソンの演奏盤を見かけたら買おうかと思います。

…それといまさっきですが、'methinks'についてKeikoさんの語学関連記事に亀レスしておきましたので、この件についてもなにか知ってましたら教示お願いします(ひょっとしたら別物で、当方のカンちがいかもしれないので)。
Posted by Curragh at 2010年08月09日 01:46
あらら、、Barbarianと書いてしまいました。ファーストアルバムというのは本当ですが、Knife Edgeの間違いです。失礼。。。

http://www.youtube.com/watch?v=OfISkpibSCY

イントロのベースの部分ですね。またこの曲には、途中バッハのフランス組曲を、さりげなくキースが挿入する部分があるのですが、ちょっとこのライブではやっていないようですね。スタジオ録音ではちゃんとわかるのですが。

ELPの原曲になったクラシックを研究する人たちは、30年以上も前から何人もいまして、私もカセットテープを友人からもらって大事にしていましたが。。。あれどこいったっけな。

今ではネット上にもいっぱいですね。

http://music.geocities.jp/kemerson2008/elp1.htm

わーん。せっかくのお江戸おのぼりさんの日なのに、雨です。。。涼しくなるのはいいんですが。

Harryの記事へコメントしてくださった件はのちほど。。。
Posted by Keiko at 2010年08月09日 06:24
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