2010年09月18日

ギエルミによる「フーガの技法」

 いまさっき聴いたばかりのけさの「バロックの森」。きのうと今日は、バッハ最晩年の傑作のひとつ、「フーガの技法」から!!! しかもロレンツォ・ギエルミさんの新解釈による最新録音で!!!! これはたいへんだ(笑)。

 きのうは「4つのカノン」で、ギエルミさんは曲によってチェンバロとフォルテピアノを弾き分けていた。そしてけさの音源について前もって調べてみると、

(フラウト・トラヴェルソ)マルチェルロ・ガッティ
(チェンバロ、フォルテピアノ)ロレンツォ・ギエルミ
(演奏)イル・スオナル・パルランテ
<Winter&Winter 910 153-2>

とあり、これは30年ほど前のラインハルト・ゲーベル/ムジカ・アンティクァ・ケルンの音源(Archiv 447 293-2)を彷彿とさせるような、楽曲ごとの複合編成かと思った。じっさいに聴いてみたらたしかにそうなんですが、たとえば最終の「未完の四重フーガ」では、第一主題部はギエルミさんのフォルテピアノとガンバ合奏、第二主題部は「第一主題」のみガンバで、中断箇所の239小節目以降はギエルミさんオリジナルの補完稿でギエルミさんのフォルテピアノ独奏で閉じられるという、すこぶる変わった編成です。で、聴いていてこれがとても心地よい(基本主題と組み合わされる最終部分はあっけなく感じるほど短かったけれども、これはそういう終わり方をバッハが構想していたとする研究にもとづいていると思う)。もっともガンバだけで演奏されたフーガ(7, 11, 12)では、いささか主題の入りが聴きとりにくい感じはした(フレットワーク盤のほうがいいと思う)。これは主題の入りが弱音でいつのまにかスッと入ってくるようなスタイルだったせいかもしれない(11など。自分で練習した曲以外は、スコアとにらめっこしないと聴けない)。それにしても「対位法 第1」というのは、正しい表記ではありますが、なんだかエラそうで、とっつきにくそう(笑)。

 でもこのギエルミさんによる新録音、清新かつ大胆な試みで、「フーガの技法」好きとしては、最終フーガの演奏だけでもほしくなってきた(苦笑)。この音源を聴いて、なんだか朝からアタマがすっきりして気持ちよくなってきた(笑)。ところでこの新録音、いまのところAmazonにはまだ置いてないようだが…これから墓参で西伊豆に行くので、短いですがこのへんで。ちなみに今日18日は、バッハの親戚で『音楽事典 Musicalisches Lexicon 』を編纂したことでも有名なヨハン・ゴットフリート・ヴァルターの誕生日でした。

posted by Curragh at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | NHK-FM
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