さて、みんなでにぎやかにワイワイやるイヴの夜もいいとは思いますが、ひとり静かにクリスマス音楽に耳を傾けつつ、来し方行く末を顧みて、ことばを超越した存在にたいして祈りを捧げるイヴだってあっていいはず。以前ここでも紹介したけれど、小原さんの「願い〜クリスマスの日に」というすばらしい歌みたいにね。そうそう歌といえば、ときおり「ラジオ深夜便」で耳にする「明日の朝、神さまがいらっしゃるよ」という歌。はじめて聴いたとき、むむむこれはいったい…と音量をあげて聴き入ってしまった。もとはミュージカルの劇中歌だったようですが、ひじょうに強い印象を受けた歌でした(→作曲者で「クィンテット」でおなじみの宮川彬良氏のお話がこちらで聞けます)。…というわけでもないけれど、殊勝な気分になりまして、ひさしぶりに『聖書』をとってみた。なぜだかわからないが、「ルツ記」を読みたくなったもので…。個人的には「愛の章」として知られている「コリントの信徒への手紙 一」の第13章もけっこう好き。
クリスマスとくると、個人的には恒例のものがふたつ。ひとつはNORADのサンタ追跡(笑)。もうひとつはさらに楽しみなケンブリッジ・キングズカレッジ礼拝堂聖歌隊による「9つの聖書朗読とキャロルの祭典」生中継!! 日本時間だともうまもなく、午前零時から聴取できます。今年も生で堪能できそうで、よかった。とはいえ教育TVの「NHK音楽祭ハイライト」とみごとにカブってしまうが…。
クリスマスついでにもうひとつ。昔、クリスマスにかんするミステリのアンソロジーかなにかで、'He's making a ...' というタイトルが出てきて訳者先生は一瞬、?? と思ったんだそうです。…謎解きしたらなんのことはない、とあるひじょうに有名な歌詞の一節だったんですが、さあみなさんこれがなんだかわかりますか? ってクイズを出してもしょうがないんですが…。
…そういえばTFM少年合唱団のクリスマスコンサート、今年は今日と明日の公演だそうです。日本語で歌われる「マリアは歩みぬ」とか「もみの木」、「エッサイの根より」というのも、ほっこりしていいですね! それではみなさんもよきクリスマスと新年を(とはいえ今年はなんだか「年の瀬」という感じがぜんぜんしないのですがね…)。
タグ:NORAD キングズカレッジ聖歌隊