2007年06月17日

祝新バッハ全集完結

 金曜の夜、NHKのニュースを見ていたら、やおら「管弦楽組曲第3番/アリア」が流れてきました。56年もの歳月をかけて、三度(みたび)、新装成った『バッハ全集』103巻がついに完結! したというまことにめでたいニュースをやってました。もちろん録画。

 最近、「この国は他国から攻めこまれなくとも勝手に自然崩壊するのでは」といういかにもうんざりな、お先真っ暗な報道ばかりが洪水のごとくあいついでいたときだっただけに、音楽ファンとしてもこれはほんとに朗報。個人的にはやっぱりオルガン作品とか、「フーガの技法」関係がどう校訂されたかが気になる。それと、ここ20年あまりに再発見されたカンタータやバッハ少年期の習作とかにももちろん興味津々。それと、10数年くらい前になるか、英国のオルガニストで教会音楽演奏の権威としても知られるサイモン・プレストンが、超有名な「トッカータとフーガ BWV.565」がじつは後世の偽作、しかもヴァイオリン独奏用だったのではという仮説をもちだして騒然とさせたことがありましたが、けっきょくこれってバッハの真筆ではないのかしら? 日本語版Wikipedia にもそんなようなことが書いてあったけれど。

 話変わりまして今週のNHK-FM。「ミュージックプラザ」ではモーツァルトのこれまた超有名な「セレナード第13番 ト長調 k.525」、通称「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。なんとこれをオルガン4手による連弾というひじょうに珍しい演奏で聴きました。これ買おうかな…と思ってAmazon に行ったらNOT AVAILABLE! そう言えばこの前、ダ・ヴィンチの『受胎告知』をふたたび見に上京した折、ついでに銀座の山野楽器にも立ち寄ったとき(改装したらしく、クラシック売り場は2階になってます)、これまた珍しいトゥルーロ大聖堂聖歌隊によるギボンズの声楽作品集、レーベルもこれまためったにお目にかかれない英国のマイナーレーベルのひとつLammas なんてのがたった一枚、ありました。で、前々回これをはじめてみたとき、どうせだれも買いはしないだろう…とタカをくくっていたらみごとに消えうせてましたorz。

 水曜の「ベスト・オヴ・クラシック」。トリトン・トロンボーン四重奏団の来日公演からでして、しばらく聴いていたら「フーガの技法」から出だしの原型主題による4声フーガが。トロンボーンにも音域によっていろいろ種類はあるけれど、トロンボーンだけでよく演奏できるもんだなぁと感心しました。でもあの音色…のせいか、どうもコーダがブォブォブォ…となんか欲求不満状態で終わってしまうのはしかたないか。

 金曜朝の「バロックの森」。ほえー、スヴェーリンクってダウランドの有名な「涙のパヴァーヌ」をチェンバロ独奏用に編曲してたんですね! ちっとも知らななかった。原曲がリュート独奏作品だから、「鍵盤で弾くリュート」という発想から生まれたチェンバロでもじつにしっくりきますね。楽器の響き方も考慮して、オルガン弾きでもあるスヴェーリンクはこれを「鍵盤で音を鳴らす管楽器」であるオルガンではなくて、チェンバロ独奏用に仕立てたのも自然な流れかと思います。

 …昨晩の「音の風景」は奥入瀬渓谷の「阿修羅の流れ」。奥入瀬かぁ…いまごろブナとか新緑がまだ眩しいだろうなとか勝手に想像をめぐらせてました。

posted by Curragh at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽関連
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