2011年05月23日

約100年ぶりの訪問と火山噴火ふたたび

 しかたないとはいえ国内メディアは余裕がないのか、↓の歴史的訪問についてはたいして報じてなかった(地元紙も国際面でわりと小さい扱い)。でも個人的にはこれすごくおどろいた(→ 関連動画記事)。

 英国君主としてのアイルランド訪問は、祖父のジョージ5世以来、じつに約100年ぶりに実現したことになる。たまたま聴取したこちらの語学番組でも今回の訪問が取りあげられていたけれども、おそらく現女王たっての希望だったのではないかと察します。在位期間が歴代2位になったようなので、長年の願いがかなったことには感慨深いものがあったのかもしれない。げんにダブリン城にて開かれた晩餐会でスピーチしたとき、英国による長い植民地支配について、「苦難に遭ったすべての人に心を重ね、深く思いをささげる」と述べていることからもうかがい知ることができます(→ ディングル地元紙サイトによる報道記事。なお記事中の 'Tánaiste' なる単語はアイルランド語で、「副首相」の意。ついでに 'Áras an Uachtaráin' という語は、「アイルランド大統領官邸」。Islandbridge には、独立戦争時の犠牲者を追悼する施設があり、女王はここに献花した)。



 … 今回の女王のアイルランド訪問、ちょうど折よく(?)「聖ブレンダンの祝日(Lá Fhéile Bhreanainn)」とぶつかり、そしてそんなときに21世紀版「ブレンダンの航海」プロジェクトがスタートしたわけですが、航海最初の一週間、乗船中の Ó Cíobháin 博士からもらったメールによりますと、海は時化ているものの、メイヨー州北方沖にある孤島イニッシュグローラ(Inishglora, Ir. Inis Glóire )まで順調に帆走したとのことです。ちなみにこの島はブレンダン創建と伝えられる修道院があったとされるアイルランド西方沖の小島のひとつ。くわしい情報は本家サイトの「関連ニュース」ページにて。

 … しかし、アイスランド南東にあるグリムスヴォトンという大きな陸上火山までこのタイミングで噴火するとは … 帆船 Ar Seachrán 号乗船の先生方も、かつてティム・セヴェリンが古代カラフ復元船で航海したときに目の当たりにした『聖ブレンダンの航海』を彷彿とさせるような出来事や光景に遭遇するのでしょうか … それはともかく航海中の安全を祈るのみ。もっとも当のみなさん方は、けっこう楽しんでいるのかもしれませんね。

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