おまけに狩野川・黄瀬川水系はたった一日の大雨であっという間に増水、氾濫危険水位まで急上昇したというからさらにおどろく。げんにまたしても避難勧告が発令されたりで、過去に出水したときのこととか思い出してしまった。避難場所はとりあえず決めているから、最悪の場合はあそこに … とか考えてましたが数時間後には解除になりまして、まずはほっと一息。
ところが翌朝、「緑のカーテン」の役目を果たしてがんばってきたゴーヤが壊滅状態になっているさまを見て、こちらにもびっくり。いままでアサガオとか這わせていたけれども、ここまで葉っぱがくちゃくちゃになって変色し、萎れてしまった、なんてことはなかった。台風によってあっけなく「緑のカーテン」は強制終了されてしまい、泣く泣く撤去。ほんとはもうすこし日よけ役をつとめてほしかったのですが … で、いまさっき TV のローカルニュースを見ていたら、静岡県内各所の被害の大きさにも衝撃を受けた。韮山地区のイチゴのビニールハウスがくちゃくちゃになっていたり、静岡市久能海岸名物の「石垣イチゴ」も壊滅的な打撃を被っている。… 被害を受けたイチゴの映像を見ていると、うちのゴーヤとおなじく、葉っぱが縮れて変色していた。なんとこれ、塩害だという。つまりうちのゴーヤも、スプレー状になって飛ばされてきた海水を浴びてしまって、こんなに萎れてしまったらしいことがわかって、さらにびっくり。駿河湾からはかなり離れているのに、塩害とはまったく予期していなかった。そういえば近所のガソリンスタンドに車が行列を作っていて ? と思っていたら、なんと塩まみれになった愛車を洗車してもらうための車列だったこともわかった。さらには近所の大きな木も傾いだりしてあのとき吹きまくった暴風のすさまじさを物語っている。そして悲しいことに、近所唯一のサクラの木までまっぷたつに裂けていた。来年の花見はほぼムリだろうなあ。
暴風で吹き飛ばされた飛来物も多くて、どっかの家のすだれだの、プラスチック製のトタン板( ! )なんかも飛んできた。幸い停電もなければそれが当たって家が壊れたとかはなかったけれども、ゴーヤやサクラの木とかを見た自分の心のダメージは意外にも ( ? ) 大きかった。
もっとも震災被災地に住まわれる方々の被った「二重被災」を知れば、いま書いたことなどもののうちには入らないことは、百も承知なのだが … ひとつ確実に言えるのは、やっぱり「過去データはあてにならない」時代に入りつつある、ということ。狩野川だって、大仁あたりの水位観測所で観測した水位が、堤防まであと 1m だった、という!! 狩野川放水路で放水してもこのありさまなので、ほんとうに洪水の一歩手前だったことがわかる。低地に住んでいる人は、そのうち土嚢とかゴムボートが必需品になるんでしょうか。
… いま、「今日は一日『浜松アーカイブス』三昧 ‐ 軽音楽編 ‐ 」を聴いてます。ゲストの方がしゃべっていた、米国南部で見かけたアナログレコード売り場の話はおもしろかった。なんでもジャケットが半分カットされて、「特売品」の表示とともになんと平積み ( ! ) されて売られていたんだとか。向こうのレコードプレーヤも 30cm くらいからドスンと針がレコード盤に落下してくるという代物だったらしい。いやはや、日本じゃ考えられん話だ。これも彼我におけるものの感覚、発想のちがいというやつだろうか?
明日はクラシックとのことで、楽しみですが、墓参で出かけるので、たぶんあんまり聴けない。「らじる」スマートフォン対応は来月からだけれども、どうかなあ … けっきょくいままでどおり「自分がアンテナ」な MP3 プレーヤ経由で聴いたほうがすんなり聴けるのかもしれない。
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