2011年12月30日

ありがとう、マエストロ!! 

 先日、ひだまりさんのブログを見てびっくりした。あのレオンハルト大人 ( 「たいじん」です … ) がついに引退を表明したとのこと。

 あるていど、覚悟していたこととはいえ、「Alas! これで巨匠の演奏に直接触れる機会はもう永久にないのだ」とひとりごちた。

 レオンハルトの実演にはじめて触れたのは1996年3月、芸劇の「回転オルガン」を使用してのリサイタルでした。もっともアラウホとかフローベルガーとか、バッハ以前の作品ばかりだったので、「ルネサンス・バロックオルガン」面のみでしたが ( バッハ作品もたしかアンコールで演奏してくれたように思う ) 。意外と ( ? ) 若々しいエネルギッシュな演奏だった、というのが第一印象でした。

 2 回目は、2004月6月で、静岡音楽館AOI でのチェンバロリサイタル。アンコールは、自身の編曲によるバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV.1006 」から有名な「ガヴォット」でした。これ、最初の実演のときに買った「山野楽器特別企画」 CD にも収録されているもので、自分はとくにこの音源が気に入っていたので、なんて粋な計らいと大喜びで聴き入っていたのを思い出します。

 3 回目は、今年の5月29日に聴いた、明治学院チャペルのすばらしいオルガンによるリサイタル

 今回の引退表明、どうも出所はこの仏語サイトらしいが … レオンハルト先生は、循環器系のご病気を抱えているらしい。最後のリサイタルになった12日のパリ公演ではアンコールにもこたえず、すぐに会場を引き上げたようで、その翌日、突然の引退表明ということになったみたいです。

 言わずもがなだけれども、こんにちの古楽演奏の隆盛はレオンハルトなくしては考えられない。レオンハルトのお弟子さんもまたたくさんいて、ピエール・アンタイとかトン・コープマンとか錚々たる面々がいる。そしてわが静岡県東部にもその流れをくむおひとりがおります。オランダ留学中にコープマンに師事したチェンバロ / 通奏低音奏者の杉山佳代先生です。またレオンハルトというとバッハ好き、少年合唱好きにとって忘れられないのがアーノンクールとともに録音した「カンタータ全集」、「クリスマス・オラトリオ」や「マタイ受難曲」など、一連のバッハ声楽作品関連の偉大な仕事です。

 マエストロ、いままでわれわれ古楽好きにすばらしい演奏とすばらしい音源をたくさん残してくれてほんとうにありがとうございます! ささやかながら、この場を借りて心からの感謝を捧げたいと思います。

posted by Curragh at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽関連
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