最近のアイルランドは昔のイメージとはすっかりさま変わり、いまや「ケルトの虎」なんて通称で呼ばれたりします。
想定外の地震動に見舞われ、長期停止と点検調査を余儀なくされている原発天国日本とちがって、アイルランドでは環境に配慮した新しい発電のあり方を研究していると聞きます。
たとえばこちら。英国のMarine Current Turbinesという会社の開発した世界でもはじめてという商用潮力発電施設。北アイルランドの汽水湖ストラングフォード湖に建設予定とのことで、これはすばらしい試みではないかと思う。設備容量は1,200kwでなんと一千世帯分の電力供給が可能とか。でも「潮力発電」ってたしか昔日本でも実験していたような気が…潮の流れの速い水域、あるいは浜名湖みたいな汽水湖に使えそうなアイディアだと思いました。同社はこれを積極的に売り込むと意気込んでいるので、北アイルランドで成功したら海洋国である日本にも売り込みに来るかもしれませんね。
いまひとつはこちらで、波浪の力を発電に使おうという、「波力発電」。「海洋研究所」という機関がアイルランド西海岸ゴールウェイ湾北側に試験場所を提供、もっかふたつの会社がそれぞれの試験施設を設置してテストを繰り返してきたといいます。
そのうちの一社Ocean Energyは昨年12月から試作機を海中に投入して実験をつづけててきた。波高8mを超える冬の時化を乗り切って、先月からは実用化レベルの試作機を投入してテスト稼動させているらしいです。
アイルランドの電力事情は日本と同様、石油など化石燃料輸入に依存する割合が高いので、エネルギーの海外依存体質からの脱却をめざしつつ、環境にやさしい、シンプルな発電施設を自前で用意しようと努力中らしい。もっともアイルランドには以前から特産(?)の泥炭(peat)を燃料にした発電施設もあるにはあるけれど、どうも効率があまりよくないようで、泥炭発電の割合は総発電量の10%ほど。この前見たNHKスペシャルではないけれど、日本もいざトラブルが発生するとなかなか復旧しない、複雑で危険極まりない原発依存体質から脱却して、もっと自然エネルギーを活用した、トラブルが起きても割合早く復旧できる「シンプルな」発電所を作るべきだと感じます(→Wikipediaの参考記事)。
せんだって地元紙の読者投書欄にアイルランドに行ってきたという女性の投稿が掲載されてました。たとえばかの地のスーパー。カートはなんとコインロッカー方式!! コインを入れてカートを借り、返却時にコインがもどるシステム。おかげでいつもカートはきれいに整列。レジ袋ももちろん有料、日本円で一枚約25円。公園のごみ箱も耐久性と実用性を兼ね備えた優れもので、景勝地にも紙のチラシのたぐいはなるべく置かずかわりに案内人を配置、トイレでは節水のためのハンドドライヤーに節約型のトイレットペーパーなどなど、はじめて目にするものばかりでたいへん驚いたと書いてありました(日本の景勝地の場合、どういうわけか煙草の吸殻がひじょうに多い。黄金崎なんかも吸殻がよく落ちているので、行くたびに拾ってます…もうすこしなんとかならんか)。
…台風一過でようやくひと息(夜半過ぎにちょっと出水してあせった)。
…アイルランドついでにいまさっきGuinessを飲んでました…ワインも好きだがGuinessもけっこう好き(日本人のくせしてポン酒が飲めない人)。
2007年09月07日
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