2013年01月14日

ウィットビーの斜面崩壊 & 次回の「スーパープレゼンテーション」

1). 西暦 664 年の宗教会議 ( シノド ) が開かれた、英国北東部ノース・ヨークシャー州の歴史ある港町ウィットビー。以前ここでも「世界ふれあい街歩き」で放映されたこととか書いたことありますが、なんと ! つい最近、こんな記事見つけておどろいてます。昨年暮れにかけてこの季節としては異常な大雨が降り、文化財のウィットビー修道院跡に隣接するセントメアリー教会の敷地内にある急崖が地すべり ( ? ) を起こしたとのこと。掲載画像とか見るかぎりではその昔、伊豆西海岸の崖っぷちを走っていた旧国道でよく見かけた崖崩れないし「斜面崩壊」といった感じですが、関連記事によると今回の大雨で崖直下の急斜面沿いに建つ民家 5棟が土台ごとえぐられ、古くからここに住んでいたひとりのおばあさんが助け出されたとか書いてありました。残念ながら崩落した民家はそのままにしておくわけにはいかないから、取り壊されたらしい。自然災害にこんなこと言ったってしかたないのだけれども、よりによってクリスマス時期にこういう災難にあってしまうとは。

 で、当の教会は大丈夫なんかな ? と思っていたら、ここの主管牧師さんによると教会堂じたいは岩盤の上に建っているから心配なし、とのこと。とはいえ崖はずいぶん崩落しているし、西伊豆の黄金崎 ( こがねざき ) じゃないけど、崖そのものの風化がそうとう進んでいるようにも見受けられます … おまけに崩れた箇所がちょうど教会墓地の一角で、なんと埋葬されていた「ご遺骨」までが表土とともに流出するしまつ ( 牧師は発見しだい、崖から離れた場所に埋めもどすと言ってはいるが … ) 。斜面崩壊の原因として、崖の地下水を抜く排水管が破損したことも挙げられるらしい。

 風光明媚なウィットビー、そしてその筋の読者にとってはブラム・ストーカー作の怪奇小説『ドラキュラ』誕生の地としても有名なので、よりによって墓地まで斜面崩壊のとばっちりを食らわされていることもあり、それとからめて報じている大衆紙もあるみたい。ここのサイトとか見てみると、ここの地層はいわゆる「ジュラ紀」のもので、1 億8000 万年前ごろに「テチス海」に堆積した泥から生成された頁岩層 ( シェール ) などでできているようです。ここでお目にかかった 'jet rocks' ってなんだろ ? と思ってこちらを見たら、光沢ある黒くて硬い鉱物らしくて青銅器時代にはこれで首飾りとかこさえていたらしい。そういえば番組でもなんか見た憶えがある … とにかく混ざりもののない高級な 'jet' は、なんでもここウィットビー近辺に限られるとか書いてありますね ( いま辞書見たら「黒玉」って書いてあった。なんか飴玉みたい [ 笑 ] 。初出は 14 世紀ごろ、アングロフランス語から来ているらしい ) 。

 「ストリートビュー ( 個人的にはこれちょっとやりすぎなサービスのようには感じるが ) 」にて確認したところ、番組にも登場したあの「燻製屋さん」、たしかこの崖の真下、「ヘンリエッタ通り」沿いじゃなかったかな … と思っていたら、やっぱりそうだったようで、こちらの関連記事にて、140 年つづけてきた商売が存続の危機に立たされていることも知りました。

 ウィットビーにかぎったことではないが、一見、風光明媚で楽園みたいに思えるところって、風水害、あるいは日本ならば地震や火山噴火も加わるが、いざそれらが牙を剥くとほんとうにたいへんなことになります。一本しかない陸路が寸断されて「陸の孤島」になったり、とか。いずこでも自然とともに生きるというのは、生やさしくはないのだなあと、あらためて実感したしだい。地震に関して言えばここだってもう臨戦態勢で臨まないと … あんまり考えたくはないんですがね。いちおう打てるだけの手は打っておくしかない。とにかくこれ以上、崖崩れが進行しなければよいですね。

2). 話変わってこちらの番組。今夜放映されますが、興味を抱いたので先回りしてググってみた。AFPBB にも記事があったので、↓ に貼り付けておいたけれども、こんな快挙があったんですねぇ、ぜんぜん知らんかった。マルハナバチ ( bumblebee ) というのは、春になるとよく草花の周りをよたよた飛んでくるでぶっちょのあのハチのこと。「クマバチは飛ぶ」でおなじみのあのハチですな。で、マルハナバチたちがどうやって花の模様と色を認識しているか、ハチたちの「視覚」について、英国南西部デヴォン州ブラックオートンの 8−10 歳の小学生 25 名が観察調査したんだそうです。びっくりするのはその結果をまとめた「論文」が、なんと高名な学術誌に掲載されたこと。TED では当時小学生たちを指導した学者先生と、そのときのもと小学生が登場するそうなので、見るのが楽しみ。
posted by Curragh at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のニュースから
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