2007年11月24日

バロック風現代音楽?

1). 先週放送分「バロックの森」はバードの「4声ミサ」、パーセルのアンセムなど英国人作曲家の声楽作品と、バッハの「前奏曲とフーガ BWV.545」、ヘンデルの「オルガン協奏曲 変ロ長調」、ヴィヴァルディの「マンドリン協奏曲 ハ長調 RV.425」が印象に残りました。バッハのオルガン独奏のための「前奏曲とフーガ BWV.545」はひさしぶりに聴いた。演奏者はイタリア人の奏者ロレンツォ・ギエルミ氏で、レーベルを見ると使用楽器は例のオルガン曲集シリーズからのものなので、たぶん地元ミラノかその近くの教会に設置されているアーレント・オルガンだと思う。手許に一枚ありますが、こっちにももうひとつのハ長調前奏曲とフーガ(BWV.531)が入っています。BWV.545のほうは、フーガ主題がドレミファ〜という上行音型ではじまる親しみやすいもの。バッハの鍵盤楽器用のフーガ主題はときおりこの手のとっつきやすいというか、親しみやすいものがありますね。ピアノ学習者がかならず練習させられる(?)2声インヴェンションの最初の曲とか、平均律第1巻のハ長調フーガ(BWV.846)なんかがそう。でも後者は出だしこそ単純かもしれないが、すぐたたみかけるように主題-応答がつぎつぎと押し寄せるストレッタの嵐、弾くほうはたいへん(だと思う)。

2). 先週の「ベスト・オヴ・クラシック」は毎年恒例の感ありの欧州現代音楽祭もの。その前に聴いた「日本音楽コン」の「作曲部門」でも感じたけれど、どうも現代ものはとっつきが悪い。昨年のやたらと長いタイトルの作品は武満さんぽい感じの作品で好感はもてたけれども。欧州の現代音楽祭ものでは、いつだったか聴いた「口のまわり」というのはある意味すごくて、いまだに印象に残っています。なにがすごいって、ただ「アーッアーッ、ウォッウオッ、シュッシュッ!」とわめいているだけなんですもの。こんなのを20分もやられたら、鼻でも鳴らして憤然と立ち去る客もいるんじゃないか、なんて思いきや、意外や客席の反応はブラボーのかけ声まで飛び出す盛況ぶりでこっちがたまげた(苦笑)。

 今回、聴いたうちではクリス・ニューマンという人の「ピアノ協奏曲 第2番 第2部」が好印象。ピアノがひたすらバッハぽい16分進行を奏でるいっぽう、バックのオケはオケであんまり関係のない伴奏を演奏。かたやバロック、かたや現代風。でもこれがけっこうおもしろい組み合わせ。たまにはこんな聴いて楽しい作品もあるものです。もっともこれは自分の耳の判断なので、「ぜんぶよかった!」というリスナーの方もおられると思う。

3). じつはそんなことより個人的にはもっとすごいものを発見してしまいました。こちらのblog様の記事を見て驚愕!! なんとバッハやブクステフーデのオルガン譜のPDFファイルが見られるサイトがあるという!! 知っている人からすれば「いまごろ」かも知れないが、これにはほんとにびっくり。うれしい発見です。たまにはこんなこともある。

posted by Curragh at 20:19| Comment(3) | TrackBack(0) | NHK-FM
この記事へのコメント
>こちらのblog様の記事を見て驚愕!!

たしかに、度肝を抜かれました。バッハのカンタータ譜が揃っているのにもたまげました!
早速ブックマークしました。(^^;

またいいものご発見頂ければありがたく存じます。。。(ムシのいい根性だなあ。)
Posted by ken at 2007年11月24日 23:41
(3)の記事ありがとうございます。
さっそく、BWV540の楽譜をダウンロードしました。
ところで、ギエルミ氏演奏によるBWV545のCDを私も持ってます。
いい曲だと思うのですが、あまり演奏されていないのが残念です。
Posted by 後藤 晋 at 2008年10月25日 14:06
後藤 晋さま

コメント、ありがとうございます。m(_ _)m

ブログを拝見させていただきましたが、司法書士をされているのですね。そっち方面はさっぱりですので、なにか問題が発生しましたらよろしくお願いします(笑)。

バッハについてもたいへんお詳しいのですね! 自分はカンタータのほうは通り一遍もいいところで、もっぱらオルガン曲ばかり聴いております。そしてきのう、たまたま立ち寄った本屋にてこんなすごい本を発見してしまいました…が、あいにくお足がなくて(苦笑)、けっきょく買いませんでした(おんなじシリーズで、『クリスマス音楽ガイド』のほうは安価だったのでまずはこちらから買いました。ネタとして使えそうです[笑])。↓

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E6%AD%8C%E3%81%86%E2%80%95%E5%90%8D%E6%9B%B250%E9%81%B8-%E5%B7%9D%E7%AB%AF-%E7%B4%94%E5%9B%9B%E9%83%8E/dp/4873955025/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1224987140&sr=8-1


おそらくこの手の本は売れ残っているでしょうから、こんどはきちんと買いに行くつもりです。

BWV.545ですが、たしかにおっしゃるとおりであんまり録音を見かけません。けっこういい作品だと思うのですが。知っているかぎりでは、フライベルク大聖堂ジルバーマンオルガンを弾いた故ハンス・オットーのDENON盤ぐらいですか。またここの名器については、最近ちょっとびっくりする事実を発見しましたので、近いうちに拙記事にて書くつもりでいます。

ブログのほうも、ちょくちょくのぞかせていただきますね。
Posted by Curragh at 2008年10月26日 11:23
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