2007年12月08日

村松氏再登場

 先日、こちらのローカルニュースを見ていましたら、作曲家の村松崇継氏が昨年1月につづいてゲストとして再登場、またまたすばらしいピアノの生演奏を披露してくれました。

 浜松市出身の村松氏はこのほど、「浜松ゆかりの芸術家顕彰」に選ばれ、その授賞式に呼ばれたとのこと。番組では10年前、高校生だったころにやはりローカルニュースでピアノ独奏を披露したときの秘蔵(?)VTRなんかも流れてました(見ていた本人は汗をかいてましたが)。高校生にしてすでにCDデビューしていたんですね。また朝の連ドラ「天花」の音楽担当に史上最年少で抜擢されたりもしていたというのも知りませんでした。当時の音楽を聴いてみますと、たしかに「音楽もまた人なり」、作曲家の人柄がにじみ出ていると思いました。

 番組では「星」と「家族」という二作品を弾いてました。前者は文字どおり星がさやかにきらめくさまを想起させるような愛らしい小品、後者は快活でややポップ調のメロディーラインと低音のアルペッジョが印象的な作品でした。「彼方の光」はLiberaのヴァージョンによって旋律線から天上の高みに届かんばかりの神々しさがみごとに引き出されていたのがとても印象に残っていますが、この日聴いた「家族」は、もし旋律線に歌詞を乗せるとしたらTFM少年合唱団とか、日本の子どもたちの歌声によるカヴァーがふさわしく思えました。

 それにしても映画やドラマの音楽作りというのは門外漢が想像するよりはるかにたいへんな仕事のようです。「納期は3週間くらい、一日に2,3曲のペースで40曲ほど」は仕上げないといけないらしい。一度仕事を引き受けると終わるまで「缶詰め」になってひたすら集中して作曲に打ち込むらしい(ちっとも人間らしくない生活だとも自虐的におっしゃっていました)。企画書の段階でイメージを膨らませて曲作りしないといけない場合も多いみたいです。アイディアが降ってくるのはなんと風呂に入っているときとか。とにかく主人公になり切って、登場人物の心情にのめりこまないと音楽が出てこないとも。話を聞いているうち、仕事の進め方は役に扮する俳優さんとまったくおなじだと気づきました。「彼方の光」については、自身の曲がはじめて「歌」になり、それを英国のLiberaが歌ってくれたということで、やってよかったとも言ってました。

 来年2月にコンサートがあるそうですが…もちろん地元浜松開催。浜松は…ちょっと遠いなぁ(東京のほうが近かったりする)。いずれにしても今後の活躍が楽しみな音楽家のおひとりです。

posted by Curragh at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽関連
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