2006年06月12日

Da Vinci Clone?

 まだ観に行ってないなぁ、The Da Vince Code…とそんな折りも折り、こんどは原作本についてあらたな盗作疑惑が

 震源地はVanity Fairに掲載されたセス・ムヌーキン氏の書いた'Da Vince Clone?'。→NYTimesの関連記事

 今回の疑惑は、以前ダン・ブラウン氏相手に訴訟を起こして負けた、米国人作家ルイス・パーデュー氏が2000年に出版したDaughter of Godというミステリに、プロットが酷似している、というもの。それとダ・ヴィンチがロボット(からくり人形?)を考案していた、という説を唱える、おなじく米国のロボット工学の専門家マーク・ロシェイム氏の描写とそっくりな箇所があるとも指摘しています([]内は『ダ・ヴィンチ・コード』の該当部分)。

 プロットのどのへんが酷似しているのか、というと、

  • 米国人女性美術館長がスイスへ飛んで老収集家に会いに行く[米国人記号学者がルーヴルの館長に会いに行くため渡仏する]。

  • 老収集家の目的は人類の歴史を変えかねない古代宗教の秘密を伝えること[史上最大の秘密のひとつを明かすこと]。

  • 老収集家もルーヴル館長も秘密の暴露を恐れる何者かによって殺害される

  • 両者ともテーマになっているのは初期キリスト教における女性の秘められた役割。

 …という感じなんですが、ついでにAmazonで冒頭部分をちょこっと「立ち読み」しますとスイスの老収集家の邸宅へ招かれる場面ではじまりなにやらおもしろそう…しかもヒロインの名前がZoe、その夫で刑事というのがSeth。これってひょっとしてグノーシスがらみ?? 物語じたいは上記著者サイトによると、Sophiaという4世紀はじめに異端のかどで処刑された預言者(?)をめぐる話らしい。その謎解きのカギは、おなじく美術品の中に隠されている、ということです。

 …個人的にすぐ目にとまったのは'On the wall above a gilded harpsichord, she spotted a Tintoretto that she knew ...'のくだり。やっぱりチェンバロ(英名ハープシコード)のイメージってどうも貴族趣味というか、金持ちの邸宅になってしまうのかな…。

 『原典 ユダの福音書』などもふくめて最近のグノーシスブームについて書こうかと思っていたけれど、気が変わってこちらのほうを先に書いてしまった。
posted by Curragh at 22:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Articles from NYTimes
この記事へのコメント
こちらでははじめまして。
HP書き込み&アドバイスありがとうございました。
さっそく直してみましたが、直りませんでした(T_T)。
まあそのままにしておきます。

それはそうと、HP、難しい内容のお話ですね。

それでは失礼いたします。
Posted by aoinoue at 2006年06月13日 22:20
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